下野紘 映画の音声ガイド初挑戦、感極まって一旦収録をストップする場面も

明石家さんまが、企画・プロデュースする劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6/11日公開)のバリアフリー上映が決定し、声優の下野紘が音声ガイドを務めることが明らかになった。

明石家さんまが、直木賞作家・西加奈子の小説に惚れ込み企画・プロデュースした劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』は、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がむすぶ感動のハートフルコメディ。『ドラえもんのび太の恐竜2006』(06)『海獣の子供』(19)の渡辺歩が監督を務め、アニメーション制作を圧倒的なクオリティと世界観で世界中に多くのファンを持つSTUDIO4℃が手がける。肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、娘・キクコの声をCocomiが務め、人気声優の花江夏樹や下野紘、吉岡里帆、マツコ・デラックスらの声の出演でも話題の本作。

公開を間近に控え、完成した本作の試写会では「試写室でボロボロ泣いたのは久しぶりです。」「肉子ちゃんの愛情深さに大感動!」「散りばめられている笑いの種も効いていて、笑いと涙のバランスが最高です。」など、ひとつの映画作品として評価する映画評も広がりはじめる中、本作のバリアフリー上映を行うことが決定。本作が実施するバリアフリーサービスは、視覚障害者用音声ガイド、聴覚障害者用メガネ字幕、バリアフリー日本語字幕付き上映の3種類。そのうち、視覚障害者用音声ガイド、聴覚障害者用メガネ字幕は、映画の公開日となる6月11日(金)から利用可能となり、バリアフリー日本語字幕付き上映は一部劇場にて期間限定で上映となる。

そして音声ガイドには、本作でヤモリ&トカゲ役を担当し、映画の音声ガイドは初めての挑戦となる声優の下野紘が担当する。下野は、音声がはじまり、冒頭の利用方法の説明、劇中の情景の解説から、エンドクレジットまで最初から最後まで全ての解説を務め、また、音声ガイドのディレクターと、声を聞きとりやすいようにトーンやピッチを確認しながら真摯に取り組み、素晴らしい声で全編を包んでいる。

下野は収録を振り返って「トカゲ役、ヤモリ役に続き、まさか音声ガイドをやらせていただけるとは…改めて、頑張って良かったなと思いました。今まで施設等の音声ガイドをさせていただいたことはありましたが、映画本編の音声ガイドというのは初めてでした。思っていた以上に細かくガイドを入れることに驚いたのと、状況に合わせたリアクションを解説に入れていくというのが新鮮でした。いろいろ勉強になりました。」とコメント。

下野は、肉子ちゃんとキクコをはじめとした個性あふれるキャラクターたちの表情や仕草、ノスタルジックな漁港の景色、季節の移り変わりの風景が、声でイメージできるよう誠意をもって挑んでいる。

また、本収録ではじめて本作を観た下野は、ラストシーンの収録にさしかかると、感極まって声を詰まらせ、一旦収録をストップする場面も。「収録中泣きそうになることが度々あり、収録を一旦止めるほど感動してしまった本作、改めて、全編通してちゃんと観たいと思いました!」とコメントをしている。

■『漁港の肉子ちゃん』

6月11日(金)全国ロードショー

配給:アスミック・エース

@2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

2021/6/9 12:29

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