コンサート中のおしゃべりにウンザリ「注意したら『は?ブス』だって」

<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

 コンサートや舞台など、夏に向けて“現場”の数も増えてきました。

 これは楽しみなことですが、「せっかくのライブだったのに、隣の人のおしゃべりでだいなしだった」「映画の舞台挨拶だったのに、最初から最後までしゃべっている人がいて最悪」「開演中なのに平気でしゃべる人多すぎ! 今年に入ってから、もう3回も注意しました」など、現場の“治安悪化”に嘆く声がたくさん届いています。

 おしゃべりの中でも、特に「やめてくれよ!」と思ったのはどんなもの? また、うるさい人がいたときは注意する? しない?、スタッフさんにお願いしたいことは? などなど、ヲタさんたちに訊いてみました。

◆次々にネタバレをされて、泣きそうに……!

「初見のライブを楽しみにしていたのに、隣席の人たちが“次! あそこから出てくるよ!”、“次は青い衣装で、あの曲を歌う”、“このあと、あのふたりハグするから!”とか、全部先の展開をしゃべってさわいでいて泣きたくなりました」(ユキさん)

「ものすごくいやだったのは、隣にいた人たちがライブに関係のないバイトのシフトの話とか、バイトリーダーの悪口とかをずーっと話していたことです。何をしに来たのか……正直、ボカッ!とやりたくなりました」(カコさん)

「しゃべりじゃないけど、とにかく歌い続けてる人たちがいて、あなたたちの歌を聴きに来たんじゃない!と腹が立ちました」(サエさん)

 コンサートでも、舞台でも、その他イベントでも、“開演中のおしゃべりは慎む”のがルールであり、マナーです。特にコロナ禍の今は飛沫を防ぐためにも、おしゃべりはやめるべき。ネタバレや無関係トークやマイ歌唱やらで他のお客様の楽しみを削ぐことは、“声の暴力”と言ってもよさそう。絶対にやめてほしいですね。

◆「モヤモヤするのはイヤ! 絶対注意します」派

「少し様子をみてもおしゃべりをやめてくれないときは、早めに“静かにしてください”と注意します。すぐやめてくれる人もいれば、心外そうにする人もいますが、終演までモヤモヤするよりはマシだから、絶対言いますね」(リサさん)

「うるさい人がいるときは、まわりの方も同じように“うるさいな”と思っているものです。自分がそばにいるときは注意するし、誰かが注意してくれたときは、“私も同じ気持ちだったので助かりました。”と伝えるようにしています」(マリさん)

「注意したくても、席が微妙に遠くて言いづらい……」というとき、至近の方が動いてくださるとありがたいですよね。注意したあとまわりの方に「助かりました」と言ってもらえたら、心強くも思えそうです。

◆「もっとイヤな思いをしたくないので、我慢」派

「以前、前の席の人たちに“静かにしていただけますか?”と声をかけたら、“は? ブスにうるさいとか言われたんだけど”と言われ、すごく悲しくなりました。おしゃべりをやめないどころか、公演中何度も振り返って“ブス!”と言われたり、クスクス笑われたり……。これがトラウマになって、今はまわりがうるさくても声はかけません」(キョウカさん)

「私の推しのコーナーでずっとしゃべっている人たちがいたので、“聞こえないんですが……”と言ったら、“聞こえないってさ(笑)” “盛り上げてあげてんのにね"などとバカにしたように言われました。常識があればしないようなことをする人に何を言ってもムダだと思って、今は無視しています」(ノリカさん)

 イヤな思いをした上に、さらに不快な思いを重ねられてはたまりませんよね。言い合いになったら公演を楽しめなくなるし、不本意ながらこらえる……という人も。でも、マナーを守っている人が我慢をしいられていいわけありませんよね。

◆スタッフさんに助けてほしい

「何かあればお近くのスタッフに……とはどの会場でもアナウンスがありますが、実際、近くにスタッフさんがいてくれるケースは少ないです。困っているときどうやって伝えたらいいか教えてほしいです」(ミサさん)

公演前より、むしろ公演中の客席に気を配ってほしいです。ずーっとしゃべっている人たちって、異様だからすぐにわかるはず。客どうしではトラブルになりそうなことこそ、積極的に注意してもらえたら助かります」(マオリさん)

 マンションの騒音などもそうですが、管理人さんやスタッフから注意してもらったほうが、なめらかにまとまりそうな気がします。困ったとき助けを求めやすい配置など、改めて考えてもらえるといいですね。

 もしかしたら、おしゃべりをする人たちは、自分たちの行為が迷惑だと気づいていないか、そんなつもりはないのかもしれません。“楽しく過ごしているだけ”と思っているのかも。でも、劇場やコンサート会場は、ご家庭のリビングではありません。

 ぜひおしゃべりはやめて、公演に集中していただきたいものです。きっと、もっともっと深く自担の魅力を味わえそうですよね。

<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>

【みきーる】

ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』

2021/6/8 15:47

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