旅がテーマのおすすめ映画9選!楽しい旅から地獄の旅までおすすめを紹介!

拡大画像を見る

映画の王道ジャンルの一つであるロードムービー。 今回はそんな”旅”をテーマにした名作を紹介します。

菊次郎の夏

菊次郎の夏

菊次郎の夏

1999年/日本/121分

作品情報 / レビューはこちら

らすじ
幼い頃に父親を亡くし、今はおばあちゃんとふたりで浅草に暮らしている小学校3年生の正男にとって、夏休みはそんなに楽しいものではなかった。学校の友達はみんな家族で旅行に出かけてしまうし、サッカークラブもお休み、おばあちゃんも仕事で昼間は家にいないのだ。そんな時、彼は遠くの町にいるお母さんに会いに行く決心をする。絵日記と宿題と僅かな小遣いをリュックに詰めて、家を飛び出した正男。そんな彼の気持ちを知った近所のおばさんが、夫で遊び人の菊次郎を同行させることにした。目指すは愛知県豊橋市。ところが、根っからの遊び人の菊次郎は競輪場に寄り道したり、タクシーを盗んだり、トラックの運ちゃんとトラブルを起こしたり、ホテルの人たちに迷惑をかけたりと、行き当たりばったりの旅を展開。

出典元:https://eiga-board.com/movies/31593

フィルモグラフィーのほとんどをバイオレンス映画が占める鬼才・北野武の監督作の中でも最も平和で緩くていとおしい内容のロードムービー。

久石譲の名曲「Summer」があまりにも有名で流れるだけでエモい気分になってしまうし、不器用だけど優しいおじさんと孤独な少年の旅というだけでグッとくる。

お笑いBIG3・たけしのあえてのめちゃくちゃゆるいギャグ描写の脱力感、不思議なあったかさ、旅の往路と復路の目的の変容などしっかりした作りながらも唯一無二のカルト感もある巨匠の代表作です。

グリーンブック

グリーンブック

グリーンブック

2018年/アメリカ/130分

作品情報 / レビューはこちら

あらすじ
1962年、アメリカ。ニューヨークのナイトクラブで用心棒を務めるイタリア系のトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、粗野で無教養だが、家族や周囲から愛されている。“神の域の技巧”を持ち、ケネディ大統領のためにホワイトハウスで演奏したこともある天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)は、まだ差別が残る南部でのコンサートツアーを計画し、トニーを用心棒兼運転手として雇う。正反対のふたりは、黒人用旅行ガイド『グリーンブック』を頼りに旅を始めるが……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/91098

60年代、公民権運動間近のアメリカで、イタリア系の肉体労働者と黒人インテリピアニストが友情を結んだ実話を『メリーに首ったけ』『愛しのローズマリー』のファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリーが映画化し、アカデミー作品賞を受賞したヒューマンドラマコメディ。

過去作でもコメディの中に差別意識の問題を盛り込んできたファレリー印の演出を真っ向から黒人差別を描いた作品に盛り込みつつ、誰が見ても楽しんで笑えてほっこりして感動できるウェルメイドな映画に仕上げている。

頭でっかちに「差別はだめだ!」と叫ぶのではなく、人種の壁を超えて旅を楽しむ二人と対比してくだらない差別意識で愚行を繰り返す白人たちのバカバカしさを笑いに変えて見せているのがさすが。

幸福の黄色いハンカチ

幸福の黄色いハンカチ

幸福の黄色いハンカチ

1977年/日本/108分

作品情報 / レビューはこちら

あらすじ
欽也が島勇作と逢ったのは、春の陽差しの強い網走の海岸であった。欽也は自分の車で、北海道の広い道をカッコイイ女の子を乗せて、ドライブするのが高校時代からの夢で、嫌な仕事も無理をして勤め、金をためて新車を買い求めた。東京からフェリーで釧路港へ、そして、あざやかな緑の根釧原野を欽也の赤い車は、ラジオの軽快なリズムに合わせて、ひた走った。欽也は網走の駅前で、一人でふらりと旅に出た朱実と知り合う。朱実は列車食堂の売り子で、同僚から誤解を受けて、やけくそになって旅に出たのだった。朱実は欽也の車に乗せてもらったものの、海岸で不意に欽也からキスを求められて、車から飛び出した。逃げ出した朱実をかばい、鋭い目付で欽也を睨んだ男、それが島勇作であった。欽也から見た勇作は、なんともいえない、いい男だった。しかし、欽也は啖呵を切った行きがかり上、勇作に挑むが、軽くあしらわれてしまう。そんなことがきっかけで、三人の旅は始まった。

出典元:https://eiga-board.com/movies/18741

山田洋二と高倉健の代表作にして、そして桃井かおりと武田鉄矢の出世作、邦画史に残る万人に愛される人情ドラマの傑作。

倍賞千恵子が黄色いハンカチを用意して待っているラストシーンばかり有名だが、未熟な男(武田鉄矢)と傷心の女(桃井かおり)が、壮絶な人生を送ってきた男(高倉健)との旅を通して徐々にひかれあっていく別軸のラブストーリーも大きな見どころ。

山田洋二の喜劇演出も冴えわたり、決してお涙頂戴だけにならないように絶妙なバランスで作られているからこそあのラストが効いてくる。

リトル・ミス・サンシャイン

リトル・ミス・サンシャイン

リトル・ミス・サンシャイン

2006年/アメリカ/100分

作品情報 / レビューはこちら

あらすじ
アリゾナ州に住むオリーヴ・フーヴァー(アビゲイル・ブレスリン)の夢は、小太りの眼鏡っ子にもかかわらずビューティー・クィーンになることだ。兄ドウェーン(ポール・ダノ)は、自室にこもって、筋肉トレーニングに余念がない。一家と同居するグランパ(アラン・アーキン)はバスルームに閉じこもり、ヘロイン吸引で夢見心地となっている。フーヴァー家の主婦シェリル(トニ・コレット)は、夫リチャード(グレッグ・キニア)の反対にもかかわらず、自殺未遂で病院に入院していた兄フランク(スティーヴ・カレル)を自宅に連れ帰る。大学で研究するフランクは、ライバルに恋人を奪われたことにショックを受け、手首を切った挙句、仕事を失っていた。ゲイであるフランクをグランパが「ホモ野郎」と呼び、“負けを拒否する!”をモットーとするモチベーション・スピーカー(成功論提唱者)のリチャードは、フランクを「負け犬」と決めつける。そんな中、「リトル・ミス・サンシャイン」コンテスト地方予選の優勝者が失格となり、繰り上げ優勝となったオリーヴがカリフォルニアで行われる決勝出場資格を得たという知らせが入る。狂気乱舞するオリーヴだが、フーヴァー家にシェリルとグランパの分の飛行機代を捻出する経済的余裕はない。自殺傾向のあるフランクを高校生のドウェーンとともに残しておくこともできず、一家全員がおんぼろのフォルクス・ワーゲン・ミニバスに乗り込んで一路、カリフォルニアを目指す。ただでさえギクシャクする家族なので、狭苦しいミニバスのなかで早速、口論がスタートする。しかも車が故障する始末だ。前途多難なフーヴァー一家は果たしてカリフォルニアまで無傷でたどりつけるのか? そしてオリーヴはビューティー・クィーンの栄冠をゲットすることができるのか?

出典元:https://eiga-board.com/movies/37380

アカデミー賞候補にもなった凸凹家族の珍道中を描いた名作コメディ。

テイストとしては明らかに低予算な映画だが、トニ・コレット、グレッグ・キニア、アラン・アーキン、スティーブ・カレル、ポール・ダノ、アビゲイル・ブレスリンら豪華キャストが勢ぞろいし、今でもみんなバリバリ活躍しているが、一部には本作のおかげという点もあるだろう。


負け犬一家が負け犬のまま旅をして負け犬のまま帰っていく話だが、外から見た評価は変わらなくても旅を通して彼らの絆は再生、強化され、それからも続く過酷な人生に立ち向かっていく前向きな姿勢が出来上がっていくさまが気持ちいい。

家族の絆の完成系として見せるクライマックスのダンスパフォーマンスシーンは必見。

さよならくちびる

さよならくちびる

さよならくちびる

2019年/日本/116分

作品情報 / レビューはこちら

あらすじ
ハル(門脇麦)とレオ(小松菜奈)からなる音楽デュオ・ハルレオは、ローディ兼マネージャーのシマ(成田凌)とともに、全国7都市を回るツアーへ出発する。最後のライブでハルレオは解散することを決めていた。解散ツアーの初日となる2018年7月14日、別行動をとったレオがライブに遅刻する。険悪なムードの中、レオは「今日が何の日かくらい憶えているよ」と、ハルに小さな封筒を押し付ける。しばらくして、何事もなかったかのようにハルレオはステージに立つ。その日は、ハルがレオに初めて声をかけた日だった。バイト先のクリーニング工場で上司に叱られ、むくれていたレオを、ハルが音楽をやろうと誘ったのだ。その瞬間からずっと孤独だった二人の心は共鳴し、レオは音楽を奏でる喜びを知る。二人は路上で歌うようになり、少しずつ人気が出てくる。ハルレオはライブツアーに出るためローディを探し、そのとき、元ホストのシマが名乗りを上げた。地方ライブの集客も増え、若い女性を中心に人気が広がっていくが、誰も予期しなかった恋心が芽生えたことがきっかけで、3人の関係はこじれていく。さらに、曲作りにかかわらないレオは、音楽をやる意味を見失っていく。各々が想いをぶつけ合い、名曲と名演奏が生まれていくが、溝は深くなり、ついに解散するまで心が離れてしまう。三重、大阪、新潟、山形、青森と思い出のあるライブハウスを巡り、いよいよ北海道・函館のラストライブへと向かうが……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/90704

解散間近のデュオとローディーの旅を描いたロードムービーで、とても切なくやりきれない雰囲気の旅が続くヒリヒリとした青春映画。


解散ライブの旅と二人が出会って結成するまでの始まるまでの日々が交互に描かれるバンド版『ブルー・バレンタイン』のような内容で、その対比でより切なくなるだけでなく、感情を発露したような音楽がどのように生まれるかを描いた家庭も面白い。

心が離れていく様と、それを惜しみつつも誰も言い出さない空気感も絶妙で、グサグサ来る名作。

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅

2013年/アメリカ/115分

作品情報 / レビューはこちら

あらすじ
“モンタナ州のウディ・グラント様 我々は貴殿に100万ドルをお支払いいたします”。誰が見ても古典的でインチキな手紙をすっかり信じてしまったウディ(ブルース・ダーン)は、遠く離れたネブラスカまで歩いてでも賞金を取りに行くと言ってきかない。大酒飲みで頑固なウディとは距離を置いてきた息子のデイビッド(ウィル・フォーテ)だったが、父の様子を見兼ねて、無駄だと分かりながらも一緒に車に乗って4州に渡る旅に出る。途中、立ち寄ったウディの故郷で賞金を巡る騒動に巻き込まれ、デイビッドは想像もしなかった両親の過去に直面。回り道ばかりの旅の途中で、父と息子は“本当の賞金”に気づき始める……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/73223

『アバウト・シュミット』『サイドウェイ』でも知られるちょっと皮肉なヒューマンドラマの名手アレクサンダー・ペインの中でも最も人気の高いロードムービーの名作。

悪役俳優としてキャリアを築いてきたブルース・ダーンのよぼよぼ頑固ジジイ演技も絶品で珍道中に巻き起こる小さいけど小さくない数々の出来事、両親の秘密、いろんな展開が小出しにされていく秀逸な展開と、名匠の手腕が堪能できる逸品です。

スパイナル・タップ

スパイナル・タップ

スパイナル・タップ

1984年/アメリカ/83分

作品情報 / レビューはこちら

あらすじ
1960年代にデビューし、かつて一世を風靡したイギリスの人気ロックバンド“スパイナル・タップ”。ビートルズ・スタイル、フラワーチルドレン……時代とともに音楽性も変化させてきた彼らは、80年代にはハードロック・スタイルを武器にシーンの最先端を走っていた。そんななか、アルバム『Smell the Glove』のリリースが決定、大々的な全米ツアーを行うことになる。そんな彼らの大ファンである映画監督マーティ・ディ・ベルギーは、ツアーに密着。バンド結成秘話からメンバーたちの苦悩、歴代ドラマーの怪死、トラブルから感動のステージまで、ファン必見のエピソードの数々が映し出される……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/44834

フェイクドキュメンタリーの歴史の最初期の名作で、のちに『スタンド・バイ・ミー』『ミザリー』『ア・フュー・グッドメン』を撮る名匠ロブ・ライナーが架空のバンド”スパイナル・タップ”のツアーにみっちゃくしたという体の映画。

いかにもありそうなバンドあるあるを盛り込みつつライブシーンでちょこちょこ「いや、そんなわけねーだろ」と思う小ネタをぶち込んできて笑いを誘う。

ふざけにふざけまくりながらも、音楽を愛し、そういう風な生き方しかできない男たちの不器用な生きざまも描いていて、最後もめちゃくちゃボケているのだがなんだか感動してしまう。

旅のおわり、世界のはじまり

旅のおわり世界のはじまり

旅のおわり世界のはじまり

2019年/日本=ウズベキスタン/120分

作品情報 / レビューはこちら

あらすじ
テレビのバラエティ番組のリポーターを務める葉子(前田敦子)は、巨大な湖に棲む“幻の怪魚”を探すため、番組クルーと共にウズベキスタンを訪れる。彼女の夢は、歌うこと。その情熱を胸に秘め、葉子は目の前の仕事をこなしていく。ベテランカメラマン岩尾(加瀬亮)は淡々と仕事を進めるが、お目当ての獲物は網にかかってくれず、ディレクターの吉岡(染谷将太)の苛立ちは募るばかり。ときに板挟みになりながらも、吉岡の要求を丁寧に通訳するコーディネーターのテムル(アディズ・ラジャボフ)。その間を気のいいADの佐々木(柄本時生)が忙しく走り回っている。収録後、葉子は夕食を求め、バザールへと出かける。言葉が通じないなか、地図を片手に一人バスに乗り込む葉子。見知らぬ街をさまよい歩き、迷い込んだ旧市街の路地裏で葉子は家の裏庭につながれた一匹のヤギと出会う。柵に囲われたヤギの姿に、彼女は不思議な感情を抱くのだった。相変わらずハードな撮影が続き、首都タシケントでの撮影終わり、恋人に絵葉書を出すため一人で郵便局へと出かける葉子。広い車道を渡り、ガードレールを乗り越え、薄暗い地下道を通り抜け、やがて、微かに聞こえてきた歌声に誘われ、壮麗な建物に足を踏み入れる。そこには細かな装飾を施された部屋がいくつも連なっていた。まるで白日夢のようにそれらを巡る葉子が最後の部屋の扉を開けると、目の前には大きな劇場が広がっていた……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/90305

独自のホラー演出で世界中にファンのいる巨匠・黒沢清がウズベキスタンと日本の国交樹立25周年映画の企画として前田敦子を主演に迎えた異色のロードムービー。

超常現象はなしで、あくまでもロードムービーの型で話は進んでいくのだが、異国にいるという不安感、そしてヒロインが彼氏との関係や自分の本当の夢とのはざまで揺れているという設定も相まって、ウズベキスタンの普通の風景が不穏な異界に転じるという心象風景をそのまま落とし込んだ黒沢流の演出がバシバシ決まって終始安心できないテイストになっているのがさすが。

ロード・オブ・ザ・リング

ロード・オブ・ザ・リング

ロード・オブ・ザ・リング

2001年/アメリカ/178分

作品情報 / レビューはこちら

あらすじ
時は中つ国第3紀、ホビットの村。111歳の誕生日を迎えたビルボ・バギンズ(イアン・ホルム)は村を出ようとするが、旧友の魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)に、持っている指輪を残していくよう説得される。それは全世界を闇の支配下に置くことのできる、冥王サウロンの指輪だった。ガンダルフは、ビルボのいとこである若者フロド・バギンズ(イライジャ・ウッド)にそれを託し、山の火口に投げ込むよう命じる。フロドは友人のサム(ショーン・アスティン)、メリー(ドミニク・モナハン)、ピピン(ビリー・ボイド)と共に旅に出た。

出典元:https://eiga-board.com/movies/32788

世界でもっとも有名といってもいいファンタジーの金字塔であり、果てしない旅の物語でもある「指輪物語」をニュージーランドのB級スプラッター映画の鬼才ピーター・ジャクソンが世界史上最高レベルの大予算で自主映画的に3部作で一気に撮った歴史的名作。

合計9時間越えの超大作で、リアルタイムでそれに3年間付き合った身としては完結したときにずっと付き合った達成感を”旅の仲間”たちとやり遂げた気分になれる。

長いからと言ってだれることはないし、この長さこそが世界観の壮大さ、旅の困難さ、苦悩、そしてそれを終えた時の感動と喪失感に涙すること間違いなし。

特に『二つの塔』から仲間が別々で行動することになり、フロドとサムだけの旅になってからのキツさはかなりのもので、それゆえに最終的な彼らの絆には涙を禁じ得ない。

関連リンク

  • 6/7 1:45
  • 映画board

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます