【難読】“ひゃくあし”ってなに? 「百足」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「百足」の読み方です。
“ひゃくあし”ってなに? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「百足」の読み方は?
「百足」は、そのまま“ひゃくあし”や“ひゃくそく”と読むのかな、なんて思った人もいますよね。
しかし、「百足」は苦手な人もきっと多い、ある虫のことを指す言葉になります。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“むかで”と読みます。
■「百足」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「百足」の意味は以下のように解説されています。
むかで【百=足/蜈=蚣】
唇脚綱の節足動物のうち、ゲジ類を除いたものの総称。体長0.5~15センチ。体は細長く、多数の体節に分かれ、各体節に一対ずつ歩脚をもつ。口には鉤 (かぎ) 状の牙と毒腺とがある。落ち葉や土の中にすみ、小動物を捕食。大形のトビズムカデやアオズムカデにかまれると激痛がある。《季 夏》「―出づ海荒るる夜に堪へがたく/誓子」〉
「百足」は中国語表記で、日本に「ムカデ」という言葉があって、その当て字として用いたものだそうです。
■読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「百足」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。ムカデの漢字表記なんて意識したこともなかったかもしれませんが、ある意味、見た目通りでしたね。
漢字自体は馴染みのあるもの同士の組み合わせですが、意外な読み方があることを知れましたね!
(ななしまもえ)