佐々木蔵之介、『イチケイのカラス』最終回に登場 1年半ぶりに月9出演

 俳優の佐々木蔵之介が、月9ドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ系/毎週月曜21時)の最終回にゲスト出演することが発表された。本作で1年半ぶりに月9出演を果たす佐々木が、イチケイ最大の難事件に絡む政界の権力者を演じる。

 本作は、自由奔放で型破りな東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称イチケイ)の裁判官・入間みちおと、入間とは真逆の堅物タイプな裁判官で、入間に振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴を中心に、イチケイメンバーの活躍を描く。入間を演じる竹野内豊、坂間を演じる黒木華のほか、新田真剣佑、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂、中村梅雀、升毅、草刈民代、小日向文世らが共演する。

 月9ドラマに出演するのは『シャーロック』(2019年10月期)以来約1年半ぶりとなる佐々木が今回演じるのは、大物議員を父に持つ、衆議院議員の安斎高臣(あんざい・たかおみ)。本作最大の難事件の鍵を握る政界の有力者として、入間の前に立ちはだかる役どころだ。

 最終回で入間たちが扱うのは、大学生の笹岡庸介(菅原健)が自転車事故によって起こした重過失致傷事件と、イバタ工業の地下鉄工事中に起きた落盤事故による業務上過失事件。その地下鉄工事とは、安斎が開発プロジェクトリーダーを務める大型複合施設に関連するものだった。納期に間に合わせるために、イバタ工業が深夜に違法な工事を行い、機材搬入用のガードフェンスを路上に置いたことが自転車事故の一因となった可能性が浮上し、2つの事件は併合して審理されることになる。

 落盤事故で亡くなった本庄昭(大西ユースケ)の遺族は日常的な過重労働を訴えるが、イバタ工業や元請けの鷹和建設の職員たちはそれを否定。証言が食い違う中、裁判の争点である“過重労働の有無”を巡り、安斎が何らかの事情を知っているはずだと考えた入間たちは、彼を証人として法廷に呼び出すことを決める。政治が絡む複雑な案件に、真正面から対峙することを決めたチームイチケイ。法曹界と政界からの圧力や、事件関係者の隠ぺいにより捜査が困難を極める中、入間たちは真実を明らかにすることができるのか。

 本作への出演について、佐々木は「私は、衆院議員 安斎高臣役としてイチケイの皆さまと法廷で対峙(たいじ)しました。竹野内さん演じる入間みちおの、内面からあふれ出るやわらかな物腰とあたたかな眼差し。今、被害者が何を必要としているのか?また、被告人に何を伝えてあげたらよいのか? ゆったりと穏やかに、そして強い信念のもと、入間みちおの“正義”がやさしく心地よく伝わって来ます。証言台で思わずグラつきそうになりましたが、そこは踏ん張り演じました。最終話の“職権を発動します”を楽しみにしています」とコメントを寄せている。

 ドラマ『イチケイのカラス』は、フジテレビ系にて毎週月曜21時放送。佐々木がゲスト出演する最終回は6月14日放送(30分拡大)。

2021/6/7 12:00

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