女豹グラドル・森下千里が政治家に。自民党のセクシーすぎる刺客、勝算は

◆セクシーすぎる刺客は“王国”の牙城を突き崩せるのか……?

 菅政権の支持率が急落するなか、3度目の緊急事態宣言も再延長へ。おのずと強まる解散風は、次期衆院選の候補者を追い立てている。菅首相をバックに写真におさまる森下千里氏も、そんな風に当てられた一人だ。

 芸人カメラマンの顔を持つ今田耕司をして「雌豹ポーズをさせたらナンバーワン」と言わしめた元グラビアアイドルだが、今年3月に衆院宮城5区の自民党公認候補に内定。4月には同区支部長に就任し、選挙に向けた政治活動を本格化した。

 が、同選挙区は8期連続当選中の安住淳・立憲民主党国対委員長の地盤。「安住王国」とも称される土地では、勝ち目が薄いのでは?

「正直、地盤も経験もない私にとっては安住先生に限らず、すべての候補が強敵。だから、地道に支持を広げていくほかありません。二階先生(幹事長)には『自分が一番汗をかくように』とご指導いただきました。また、『靴は白いスニーカーがいい』というお言葉も。運動靴が真っ黒になるほど歩き回れという意味だと受け止め、支援者の方々への挨拶回りを続けています」

◆政治を志したきっかけは10年前の東日本大震災

 支部を置く石巻に移住したのは2か月前のことだが、政治を志すきっかけは10年前にあった。東日本大震災だ。

「カレー好きの仲間とつくった“芸能人カレー部”で、何度か炊き出しをさせてもらったのです。現地の惨状にショックを受けましたが、『みんなに心配かけたくないから泣かないの』と話す女の子をはじめ、力強く復興に取り組む被災者の方々を目の当たりにして、『もっと私にできることはないか』と考えるようになりました。

 政治に興味を持ち始めたのはその頃。以来、永田町関係者ともお会いする機会が増え、その縁で宮城5区の候補者を公募することを耳にし、自ら手を挙げたのです」

◆政治の素養は少なからずあった

 森下氏の出身地は愛知県。東日本大震災の被災地に足を運んだことはあっても、石巻に地縁はなかった。完全な落下傘候補だが、実は、政治の素養は少なからずあったようだ。

「亡くなった祖父と叔父は富山の町議で、公民館の運営などを任される祖父たちの背中を見て、私は育ったのです」

 おまけに、タレント時代の仲間には政治色の強い人も少なくない。「芸能人カレー部の中で特に親しくさせてもらっているメンバーに、ラサール石井さんや石田純一さんがいる」という。

 ご存じのとおり、ラサール氏は菅政権に批判的で、石田氏は’16年都知事選で野党統一候補としての出馬を検討していたことが知られている。「確かに2人とも反自民党系ですね(苦笑)」と話す森下氏は党派を超えて活躍できる素養もあったりして……?

 雌豹が政界にいかなる爪痕を残すか乞うご期待!

◆グラドル、女優、釣り女子、起業家を経て政治の世界へ

 ’01年に「レースクイーン・オブ・ザ・イヤー」を受賞した森下氏は、その後、人気グラドルに。女優としても多数のドラマや映画に出演。

 趣味の釣りが高じて旅番組やバラエティでも引っ張りダコに。33歳の頃には起業して、ピラティスのスタジオを運営。「経営者としての繫がりが、政治の世界を知るきっかけになった」という

<取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>

2021/6/5 8:52

この記事のみんなのコメント

2
  • 将来、首相にでも成れたらビジュアルは最高だなあ!、伏魔殿でやつれない様に気をつけてね※、パワーゲームで変な方へ転ばない様にも!※

  • ソフィア

    6/5 13:10

    レンホイ路線行きの片道切符

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