U24横内監督、悪天候による不測の事態にも「コミュニケーションを取れて良い面もある」

 4日、U-24日本代表を率いる横内昭展監督がオンラインでの取材に応じた。

 3日にA代表との一戦を戦ったU-24日本代表(0-3)は、5日にU-24ガーナ代表との一戦を迎える。横内監督は、オリンピック本大会の初戦で南アフリカと対戦すること見据えつつ「6月のシリーズは我々スタッフもアフリカのチームとやりたいとリクエストしておりまして、ガーナ代表という良い相手を組んでもらいました。もちろん本戦の南アフリカ戦を想定しながら戦うつもりですし、体感してチーム力を上げていきたいという試合だと思います」とコメントした。

 また、A代表との試合を振り返った同監督は「終わってからだけでなくハーフタイムもそれぞれみんなで話し合っていて、それぞれポジションはありますがチームを良くするためにどうやっていくのかを話し合っていました。以前の活動でも同じでしたけど、より試合に出ていない選手からも聞こえてきました」と選手の様子について言及。

 そしてオーバーエイジ(OA)の選手として唯一後半から出場したMF遠藤航については「航に関してはA代表でも自分のクラブでも中心としてやっていますし、ある程度計算できるというか、どんな相手でも力を発揮できる選手。そういった安定したプレーは航だけでなく他の(OAの)2人も持っていてチームに加わっているところもあるので、ぜひそのパワーをこの親善試合で出してほしいと思っています」と語り、DF吉田麻也とDF酒井宏樹の2選手にも期待を示した。

 U-24日本代表はこの日、ガーナとの一戦を戦う『ベスト電器スタジアム』への移動日だったが、悪天候のため福岡入りできず。しかしこの想定外の状況にも「もちろん最初のプラン通りではありませんが、昨日の試合をできたのは我々にとってもプラスになりましたし、選手は本気で勝つ気でやっていましたから悔しい思いもありました。ただ、いろんなものが見つかったので選手にとってもチームにとっても良かったですし、今日の移動(できないこと)も予想外だったんですけど、前向きに捉えて準備しています」と言及。

 さらに「別に大きな混乱はありません。ある意味こういう状況を楽しんでいるぐらいの選手が多いのではないかなと。チームとしてまとまって移動しているので、話す機会も多いと思います。コミュニケーションを取れて良い面もあると思っています」と続け、あくまでポジティブな姿勢を示している。

2021/6/4 18:58

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