【安田記念 枠順データ分析】5-8枠が7勝! 人気薄の台頭も外枠からが大半
6日に東京競馬場で行われる安田記念(3歳上・GI・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが6番、10番。3回で14番が続き、2回が1番、2番、3番、4番、5番、8番、11番、12番、16番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-3-1-14/18 複勝率22.2% 複勝回収率57%
2枠 1-2-1-14/18 複勝率22.2% 複勝回収率89%
3枠 2-0-1-16/19 複勝率15.8% 複勝回収率44%
4枠 0-1-2-16/19 複勝率15.8% 複勝回収率58%
5枠 4-0-0-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率62%
6枠 0-2-2-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率183%
7枠 3-1-2-18/24 複勝率25.0% 複勝回収率86%
8枠 0-1-1-24/26 複勝率7.7% 複勝回収率43%
【内外の単純比較】
1〜4枠 3-6-5-60/74 複勝率18.9% 複勝回収率62%
5〜8枠 7-4-5-74/90 複勝率17.8% 複勝回収率90%
単純な内外を比較してみると、1〜4枠が3勝、5〜8枠が7勝。馬券圏内も1〜4枠が14に対し、5〜8枠が16と外枠が優勢だ。この数字を意外に感じる方も多いかもしれない。毎年、前週に行われるダービーは内枠有利になりやすいことで知られており、安田記念も引き続きCコース。19年には8枠をひいたアーモンドアイ、ダノンプレミアムが揃って連逸したことも、内枠有利の印象を強くさせている。
しかし、複勝回収率も外枠が内枠を上回っており、馬券妙味という点でも外枠に軍配が上がる。5〜8枠からは7番人気以下が9回馬券絡みを果たしているのに対し、1〜4枠からは僅か2回。12年に2枠3番のグランプリボス、4枠8番コスモセンサーが2、3着したのみで、この年以外は一度も1〜4枠から人気薄が馬券に絡んでいないということになる。
もちろん、枠順の有利不利は当日の馬場傾向に左右されるので断定的なことは言えないが、安田記念というレース自体は、外枠優勢という性質があると考えて良さそうだ。