バルセロナは3日、ロナルド・クーマン監督の続投を発表した。

　選手としてバルセロナでプレーした経験を持つロナルド・クーマン監督は昨夏にチームの指揮官に就任。前シーズンに無冠で終わったバルセロナの再建が託された初年度は、コパ・デル・レイを制覇に導いた。

　一方でリーグ戦では優勝争いに絡むものの、最後の勝負強さを発揮できず3位フィニッシュ。チャンピオンズリーグではベスト16で敗退するなど期待された結果が得られたとは言い難いシーズンとなった。昨シーズンの戦績は公式戦54試合で34勝11敗9分けとなっている。

　一部では同監督解任の噂もなされたものの、3日の記者会見でジョアン・ラポルタ会長が「ロナルド・クーマン監督の現行の契約を継続することで合意した」と発表し、同監督の続投を明言した。

　同会長は続投の理由について「クーマン監督が非常に意欲的で、彼はすでに1年間このドレッシングルームで経験を積んでいる。我々はそこをより競争力のあるものにしようとしている」とした上で、「クーマンは我々が望む監督だからこそ、トップになったと思っている」と続けてコメントしている。