「君は何キャラット?」でセンターを掴んだラストアイドル西村歩乃果のSNS&動画センス【アイドルセンター論】

拡大画像を見る

なぜ彼女たちは「センター」に立ったのか⁉
アイドルセンター論
ラストアイドル 西村歩乃果(後編)

 前作『何人(なんびと)も』で立ち位置3番を獲得し、2020年10月17日の「B.LEAGUE」の川崎ブレイブサンダースvs広島ドラゴンフライズ戦では主役に抜擢され迫力のパフォーマンスを披露していた西村。グループ内で着実に力をつけ、多くのアピールをしてきた彼女なだけに今回のセンター抜擢は驚きよりも納得という感覚が強い。

 中でもセンター抜擢の大きな要因のひとつとして、2017年から継続的に投稿してきたTikTok、そして2019年から始めたYouTubeチャンネルでしっかりとファンを獲得してきたことが挙げられるだろう。

 今では西村はTikTokで約90万人、YouTubeチャンネルでは36万人と多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーへと成長。実際に表題曲『君は何キャラット?』に加え、ファン投票にて選ばれたユニット・オレトクナインのメンバーにも選ばれており、ファンの多さが結果に大きく影響を与えている。

 加えて、上記に通ずることでもあるのだが「自分の見せ方が上手い」ということも彼女の大きな強みとなっている。それもやはりSNSやYouTubeの動画を通して培ってきたものだろう。

 8thシングル『愛を知る』のオーディションバトルで西村は目玉を使った独自のアピールをしたり、せいやと踊るヒロインを決めるオーディションの1次審査では他のメンバーが普通のダンス動画を撮影するなかで、YouTubeの人気コンテンツであるモーニングルーティンを取り入れたオリジナルのVTRを作成したりと、インフルエンサーらしい話題性を持ち込んでいた。

 このように視聴者投票で1位を獲得できたのは西村がこれまで地道な努力でファンを獲得してきたうえ、自己プロデュース力が優れているということがセンター抜擢の要因となったのだろう。

 これまではどちらかというとクールな振り付けが多かったラストアイドルだが、新曲ではきらびやかな衣装やインドの伝統的なダンスを取り入れた振り付けなど、さながら大団円のようで華やかな楽曲となっている。

 サビで西村とせいやが向かい合って踊るシーンは見ているだけで多幸感が溢れ出ており、楽しさが伝わってくるようだ。これらは西村の無邪気な明るさがそのまま反映された彼女にしか出せない演出だろう。

 『MusicVoice』(https://www.musicvoice.jp/interview/entame-interview/188487/)のインタビューで「私がセンターになったからには、バラエティ系で頑張りたい」と意気込んでいた西村。こうあるべきという形が決まっていないグループだからこそ、常に新しいことにもチャレンジできるのがラストアイドルの特徴。彼女が思い描くバラエティ色の強い、新しいラストアイドル像を作り上げていってほしい。

関連リンク

  • 6/3 17:00
  • 日刊大衆

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます