東大卒の投資家が実践する、コロナで値動き激しい為替市場で勝つ方法
コロナショックを経て急回復をみせた投資市場。日経平均は一時3万円まで回復し、ビットコインは1年で6倍に膨れ上がった。しかし、実体経済との乖離は明らかであり、バブル崩壊目前を予測する専門家も多い。この最後の相場は買いなのか、売りなのか――。今回は為替編。コロナ禍のマーケットでも為替で賢く稼ぐ方法を東大卒の理論派投資家に取材した。
◆“強制損切り”で安全な「KOオプション」でハイレバ勝負!
為替市場はコロナにより値動きが活発になり、稼げる半面、大損する可能性も否めない。そこで東大卒の頭脳派トレーダーYuki氏が、“防具”として装備を勧めるのが、FXと似た感覚で取引できる「損切り強制」のノックアウト(KO)・オプションだ。
「取引開始時に損切りラインとなるノックアウト・レベルを決めておくのが特徴。最初に決めたKOレベルは後から変更できません。それにFXだと相場急変時や月曜日早朝には逆指値を入れたレートより不利な価格で約定することがありますが、KOオプションなら必ず開始時に設定したKOレベルで損切りされます。
それでいて利益確定は好きなタイミングでいい。『損失限定・利益青天井』なんです。命綱がついたKOオプションは暴落相場に臨む初心者にはありがたい防具となります」
◆少額で大きく稼ぐ
また、資金効率の高さも魅力の一つとなっている。
「KOレベルが現在レートに近いほど必要資金が少額になるのも特徴です。1万ドルを取引するのにFXだと約4万円が必要ですが、KOオプションならKOレベルが近いと5000円もあれば取引できるため、少額で大きく稼ぎたい人に向いています」
どう使うのがいいか。
「基本は『下げれば売る、上がれば買う』トレンドフォロー。大きな流れに逆らわずトレンドに追随してください。デイトレードでも日足のトレンドは必ず確認します。米ドル/円だと21日移動平均線はポイントになりやすく、 傾きや今のレートとの位置関係、乖離を確認しています」
◆暴落する相場では…
例えば暴落する相場では、通貨ペア選びの巧拙でも差がつく。
「リスクオフ相場では円や米ドルが強く、新興国通貨が弱い。この順序なら新興国通貨売り・円買いの取引が最も効率よく稼げます。米ドル/円だけでなく、効率的に稼げる通貨ペアを探してみてください」
損失を限定しながら巨利を狙えるKOオプション。最終局面に備えて今のうちから習得を!
【個人トレーダー Yuki氏】
東京大学卒業後、専門職に従事しながらFXやKOオプションなどの自動売買も駆使して取引する理論派投資家。ツイッターは@kawaselab
<取材・文/週刊SPA!編集部>
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