【福山雅治×役所広司×広瀬すず】是枝裕和の新境地の映画『三度目の殺人』ネタバレあらすじ・配信情報

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是枝裕和が監督・脚本を務めた映画『三度目の殺人』。これまでの是枝作品とは異なりミステリー色の強い本作。福山雅治や役所広司、広瀬すずら豪華俳優陣の共演も話題となった一作です。今回は、そんな映画『三度目の殺人』のネタバレあらすじや見どころ、配信情報(2021年5月30日現在)をご紹介します。

イントロダクション

あらすじ

勝利にこだわる弁護士・重盛(福山雅治)はやむを得ず、30年前にも殺人の前科がある三隅(役所広司)の弁護を担当することになる。解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴された三隅は犯行を自供しており、このままだと死刑は免れない。重盛は、どうにか無期懲役に持ち込もうと調査を開始する。三隅は会う度に供述を変え、動機が希薄なことに重盛は違和感を覚える。やがて重盛が三隅と被害者の娘・咲江(広瀬すず)の接点にたどりつくと、それまでと異なる事実が浮かび上がっていく。

出典元:https://eiga-board.com/movies/88187

キャスト

重盛 役:福山雅治

VENICE, ITALY - SEPTEMBER 05: Fukuyama Masaharu attends the 'The Third Murder (Sandome No Satsujin)' photocall during the 74th Venice Film Festival on September 5, 2017 in Venice, Italy. (Photo by Stefania D'Alessandro/WireImage)

福山雅治が演じたのは、弁護士の重盛。
重盛は、真実よりも「依頼人の利益」になることを第一に考える弁護士。
前科持ちの三隅の弁護を担当することになり、はじめはいつものように減刑を落としどころとして戦略を立てきますが、次第に三隅に翻弄され、事件にのめりこんでいきます。

三隅 役:役所広司

VENICE, ITALY - SEPTEMBER 05: Koji Yakusho attends the 'The Third Murder (Sandome No Satsujin)' photocall during the 74th Venice Film Festival on September 5, 2017 in Venice, Italy. (Photo by Dominique Charriau/WireImage)

役所広司が演じたのは、殺人の罪で逮捕された男・三隅。
三隅は以前にも事件を起こしており、長い間刑務所で生活をしていました。
服役後に働いていた工場の社長を殺害し財布を奪った罪に問われますが、どこか掴みどころのない振る舞いと二転三転する証言で、重盛らを翻弄していきます。

咲江 役:広瀬すず

VENICE, ITALY - SEPTEMBER 05: Hirose Suzu attends the 'The Third Murder (Sandome No Satsujin)' photocall during the 74th Venice Film Festival on September 5, 2017 in Venice, Italy. (Photo by Stefania D'Alessandro/WireImage)

広瀬すずが演じたのは、殺害された社長の娘・咲江。
どこか陰を感じさせる雰囲気の咲江。
咲江は事件後、現場となった河川敷に姿を見せ、事件の鍵を握るキーパーソンとなっていきます。

本作の見どころ

是枝監督の新境地

本作の見どころは何といっても、是枝作品には珍しいミステリー作品であるということ。
本作は是枝裕和のオリジナル脚本ではありますが、『そして父になる』『万引き家族』など、「家族」について真っ向から描いてきたこれまでの作品とは違ったテイストの作品となっています。
一方で、細かな心理描写や事件の背後にある「家族」の在り方、鑑賞後に心に残る余韻という点では、是枝作品ならではの魅力もしっかりと味わえる一作と言えます。

観客に解釈をゆだねるストーリー

全体を通して「観客に答えをゆだねる」部分が多い本作。
事件の描写や登場人物が抱える背景などの説明が決して多くはなく、観客それぞれによって大きく受け取り方が異なる作品と言えそうです。
結末においてもそれは同様で、答えを用意するのではなく、観る側に答えを問いかけるような終わり方になっています。

キャスト陣の凄みを感じさせる熱演

そんな本作の魅力を語る上で欠かせないのが、やはりキャスト陣の熱演。
福山雅治は、知らず知らずのうちに事件にのめりこんでいく弁護士を鬼気迫る表情で演じ、広瀬すずはどこか陰がありながらも内に強い芯を感じさせる少女を見事に体現しました。

その中でも、特に目を見張るのが殺人事件の容疑者・三隅を演じた役所広司。
いまひとつ真相が見えない事件を表すかのように、劇中で様々な表情を見せる三隅。
三隅は、なぜ殺害をしたのか、そもそも果たして犯人なのか。
あたたかさと狂気が共存する役所広司の熱演は、福山雅治演じる重盛だけでなく観客をも翻弄するものとなっています。

司法への問題提起

人の人生、ひいては命をも左右する「司法」。
本作では、1つの裁判を通じてその司法が抱える矛盾が描かれています。
本来「人の人生を左右する」重責を負う弁護士や検察官、そして裁判官。
ただ、彼らにとってはあくまで「仕事」でもあり、本作では「1つ1つの裁判に丁寧に向き合うこと」と「仕事としてこなしていく必要性」の矛盾と葛藤が描かれています。

あらすじ(ネタバレあり)

はじまり

夜の河川敷。
三隅(役所広司)はとある男性を背後から襲い、殺害。
遺体にガソリンを撒いて火をつけた三隅は、返り血を浴びたまま遺体が燃え上がる様子をじっと見つめ続けます。

弁護士の重盛(福山雅治)は、司法修習時代の同期・摂津(吉田鋼太郎)の頼みで、ある事件を担当することに。
それは三隅が起こした強盗殺人事件。
三隅が事件を起こしたのは二度目であり自白もしていると聞いた重盛は「死刑」は免れないだろうと推測。
摂津曰く、三隅は会うたびに証言が変わるといいます。
摂津と部下の川島(満島真之介)とともに三隅の面会に訪れた重盛は、三隅の口からも「殺したことは間違いがない、ギャンブルするお金が欲しかった」との証言を聞きます。
「殺そうと思ったのはお酒を飲む前か後か」と問う重盛に三隅は「飲んでヤケになって殺そうと思った」と答えますが、それを聞いていた摂津は「前回は、お酒を飲む前から殺そうと思っていたと証言していた」と指摘。
摂津の言っていた通り、三隅の証言には一貫性が欠けるものがありました。

その後「やはり検察側の求刑は死刑となるだろう」と予想する重盛たち。
「強盗殺人ということは覆せないだろう」という摂津の言葉に、重盛は「事実関係を争って強盗殺人を否認しなければ勝負できない」と返します。
そして重盛たちは、無期懲役を目標に弁護をすることに。

「三隅には北海道に娘がいる」との情報がありましたが、重盛も摂津もわざわざ北海道まで行くのは気が進まず「30年も刑務所に入っていた三隅とはおそらく疎遠だっただろう」と、会いに行くことに乗り気にはなれません。
その様子を見て川島は「三隅を理解するために一度は行っておいた方が」と提案しますが、重盛は「弁護するのに理解や共感はいらない。」と一蹴します。

遺族

ある日、調査のため殺害現場の河川敷を訪れた重盛と川島は、そこで立ちつくす少女を見かけます。
しかし少女は重盛たちの姿を見ると、足を引きずりながらその場を立ち去ってしまいます。
まだガソリンの匂いが残る現場で、遺体の焼き跡を見た重盛は、それが十字架の形になっていることに気がつきます。

事件当日に三隅を乗せたタクシー会社のもとを訪れる重盛と川島。
ドライブレコーダーを見た重盛は、窓を開けたり胸から財布を出す三隅の様子から、財布にガソリンがついたのではと推測します。
証拠品を確認すると、財布には確かにガソリンのシミがついていました。
重盛は、三隅が「ガソリンをかけてから財布を盗もうと思い立った」と考え、強盗殺人ではなく殺人と窃盗の線で攻めることに。

「遺族感情のケア」のため、殺された山中の家族のもとを訪れた重盛。
するとそこには河川敷にいた少女・咲江(広瀬すず)がいました。
実は、山中の娘であった咲江。
重盛は、山中の妻であり咲江の母である美津江(斉藤由貴)に三隅から預かった手紙を渡しますが、美津江は涙を浮かべながら「こんな手紙1つで許せっていうの」と手紙を破ってしまいます。

その頃、工場の社員に三隅と山中について聞いていた川島。
その工場には前科持ちが多いと聞き、川島は「いい人だったんですね、社長さん」と言いますが、従業員は「安く使えて弱みを握れば逆らえないからだ」と返します。

その後、重盛らは打ち合わせをし、金銭目的より怨恨の方が罪が軽くなるため、事実はともかく「盗もうと思って殺した」ではなく「殺した後に盗もうと思った」という弁護方針にすることを決めます。

メール

ある日、重盛のもとに一本の電話がかかってきます。
それは重盛の娘・結花(蒔田彩珠)が万引きをしたというものでした。
急いで駆け付けた重盛は、自分が弁護士であること、そして現在重大事件を扱っていることを匂わせつつ、頭を下げます。
そんな重盛の隣で涙を流す結花。
その後「どうしてママに連絡しなかったんだ」という重盛に、結花はあっけらかんとした様子で「こういう時弁護士の方が使えるから」と答えます。
「さっき何で泣いたのか」と重盛が尋ねると、結花は「こういうのうまいんだ、みんな結構騙されるよ」とウソ泣きだったことを明かします。

驚く重盛でしたが、そこに摂津から呼び出しが。
なんでも、勝手に週刊誌に独占告白をしてしまったという三隅。
しかもその内容とは「山中の妻である美津江に頼まれて保険金目的で殺害をした」というものでした。
早速、内容について確かめる重盛と摂津でしたが、どこか煮え切らない返事の三隅。
重盛が「三隅の預金通帳にあった振込が、美津江からの殺害の前金ではないか」という推測をぶつけると、三隅はそれを認め、美津江からメールで殺害を依頼され、犯行後も「私のことは黙っていてくれ、悪いようにしないから」と言われたと説明。
実際、メール履歴には「例の件」と書かれたやりとりが。
重盛たちはそのメールを証拠として申請することに。
それに対し、この事件の検察官・篠原(市川実日子)は「メールは証拠にならないのでは」と半ばあきれた様子を見せます。
そして篠原は「重盛たちのようなとにかく減刑ありきの弁護士が、犯罪者が罪と向き合うのを邪魔する」と言い放ちます。

アパート

三隅の住んでいた古いアパートを訪れ、大家に「美津江が訪ねてこなかったか」を聞く重盛。
しかし大家は「見かけなかった」と言い、「その代わりに足の悪い女の子が来ていた」と証言。
それが咲江のことだと思い当たった重盛。
三隅のアパートの部屋で空になった鳥かごと小さな墓を見つけた重盛は、その墓に石が十字で並べられていることに気づきます。

三隅のもとを訪れた重盛が、三隅の部屋にもあったピーナッツクリームを差し入れると、三隅は「大好物だ」と喜びます。
重盛がいくつか質問をするものの、いつものようにどこか掴みどころのない三隅。
そんな三隅でしたが、重盛に「手を見せてくれ」と言い、刑務所のガラス越しに重盛と自分の手を重ね合わせます。
三隅は「直接話すよりも手を重ねる方が相手のことがよく伝わる」と言い、重盛の娘のことを尋ねます。

その後、摂津と会った重盛は「三隅にどれくらい重盛のことを話したか」尋ねますが、摂津が話したのは「司法修習で同期だった」ことくらいで、重盛の娘のことなどもちろん話していませんでした。

ある時、重盛が事務所に帰ると父・彰久(橋爪功)が来ていました。
実は彰久は、三隅が30年前に起こした「留萌強盗殺人事件」の裁判長で、重盛から頼まれた資料を届けに来たのでした。
彰久に「仮出所して食品加工工場で働きだした」「かつて娘の誕生日に雪でケーキを作った」という、近況を報告するはがきを送っていた三隅。
しかし彰久は、そんな三隅のことを「ただ殺したかったんだあいつは」「楽しむように殺して燃やした」「まるで獣のようだった」と話します。
当時の判決では情状酌量があったものの、「その判決のせいで三隅がまた人を殺すことになった」と呟く彰久。
加えて彰久は、重盛に「殺すやつと殺さないやつの間には深い溝がある、それを越えるかどうかは生まれたときに決まっている」と告げるのでした。

川島とともに、北海道の留萌を訪れた重盛。
三隅は留萌の事件で、借金取りを2人殺害、放火をしていました。
当時三隅を逮捕した渡辺という男性に、話を聞く重盛たち。
渡辺曰く「動機は怨恨ということになっているが、取り調べでもコロコロ証言が変わり本当の動機はわからなかった」と言います。
当時は炭鉱の閉鎖によって失業者が増え、高利貸しが横行していたこともあって「怨恨の方が死刑を回避できたからでは」と渡辺は推測。
渡辺が言うには、重盛自身に恨みや憎しみのような感情は感じられず、それが不気味で「空っぽの器」のようだったといいます。

三隅の娘である恵の消息をつかむため、飲み屋へと出向いた重盛たち。
しかし、その店長曰く恵は三隅のことを「あんな人早く死んでほしい」と言っていたといい、事件のせいで恵は町で暮らせなくなったのだと語ります。

重盛たちが娘の行方を捜していると知った三隅は、苛立ちを露にします。
「思い出したくないこともある」「いろんなことを見て見ぬふりをしないとそっちじゃ生きていけない」と言う三隅。
そして「あんなやつ殺されて当然」「生まれてこないほうがよかった人間は世の中にはいる」と言います。
それを聞いていた川島は「生まれてこないほうがよかった人間なんていない」と言いますが、それに対し重盛は川島に「自分はそうは思わない、命は選別されていて本人の意志とは関係のないところで人は生まれたり理不尽に命を奪われている」と呟きます。

ピーナッツクリーム

ある日重盛は、学校帰りの咲江の後をつけます。
パン屋に入り、ピーナッツクリームを手に取る咲江。
それは三隅の部屋にあったものと同じでした。
「三隅のアパートに行っていた理由」は語らないものの、「三隅に娘がいることを知っているか」という質問には知らないと答える咲江。
重盛が「三隅には咲江と同じように足が不自由な娘がいた」と話すと、咲江は驚いた表情を見せます。


ある日、仕事をしていた重盛のもとに、結花から電話がかかってきます。
一瞬また何かあったのかと身構えた重盛に「何かあったらまた助けに来てくれる?」と問う結花。
「うん行くよ」と言いつつも心配そうな重盛に、結花は「大丈夫」と答えます。
それを聞きながら重盛は結花ともっと一緒に過ごせないことに後ろめたさを感じるのでした。

命の選別

裁判を控えたある日、三隅のもとに面会へ向かった重盛。
証言の打ち合わせで重盛が「主犯はあくまで美津江で」と念を押すと、三隅は「重盛さんは窃盗や保険金が動機だという話を信じていますか」「本当のことには興味ないかな」と問いかけてきます。

河川敷の遺体の焼け跡、そして鳥の墓にあった十字は「裁く」という意味なのか聞く重盛。
それに対し三隅は「裁くのは私じゃない、私はいつも裁かれる方だ」と答えます。
三隅は「父親や母親そして妻は何の落ち度もないのに亡くなった、彼らの意志とは関係のないところで命は理不尽に選別されている」と憤りを見せます。
そして三隅は、裁判長であった彰久にハガキを出したのは「人の命を自由にできることに憧れを感じたからだ」と告げます。

咲江の告白

そして始まった裁判。
重盛との打ち合わせ通り「美津江に指示されて殺害をした」と証言する三隅。
弁護側の証拠としてメール履歴が提出されますが、証人として法廷に立った美津江は関与を否定、メールの内容については社長である夫が管理していたためわからないと言います。
そんな美津江の様子を、傍聴席の咲江は冷めた眼差しで見つめていました。

その後、咲江が重盛たちのもとを訪れます。
河原で撮ったという写真を見せた咲江は、その時に三隅が「誕生日である咲江に雪でケーキを作ってくれた」と話します。
そして咲江は重盛たちに、父親である山中から性的暴行を受けていたことを告白。
咲江は「三隅は自分のために山中を殺害した」と言い、三隅を救うために法廷で話したいと言います。
重盛や摂津は咲江に法廷で話すことのつらさを忠告をしますが、咲江の意志は固く「母のように見て見ぬふりする人にはなりたくない」と呟くのでした。

三隅の新証言

夜遅く三隅のもとへ面会に向かった重盛。
三隅と咲江が撮った写真を見せ、咲江の告白について三隅に問いかけると、三隅は「覚えていない」と白を切ります。
そんな三隅に、もう1つ質問をする重盛。
それは犯行当日のこと。
重盛には「クビにした前科者の三隅に山中が簡単についていくはずがないのでは」という疑問がありました。
すると三隅は重盛に「食品偽装」のことを告白します。
タダ同然の値段で買われた出どころのわからない小麦粉を、それを普通の小麦粉とすり替えていたという三隅。
美津江から振り込まれた50万円はその仕事への対価でした。
「夫と娘の関係を知りながら見て見ぬふりをした美津江を裁こうとしたのか」との重盛の問いには三隅は答えず、再び驚きの告白をします。
なんと「河川敷には言っておらず、殺していない」と主張する三隅。
刑事にも検事にも弁護士にも「やっていない」と否認したものの、弁護士である摂津でさえ「認めれば死刑にならない」と聞く耳を持たなかったといいます。
「人の弱みにつけこんで生きる工場での生活より、刑務所の方が嘘をつかずに済む」という三隅。
証言を信じてくれるかと聞かれた重盛でしたが、突然の告白に動揺が隠せません。
「依頼人の意志を尊重はしたいものの、今ここで否認をするのは法廷戦術では不利だ」という重盛に「戦術なんてどうでもいい、信じるのか信じないのかを聞いている」となおも問う三隅。
重盛は覚悟を決め、三隅の発言を信じることにします。

三隅の告白を話すと、やはり摂津や川島は戸惑い、咲江の証言を優先させるべきだと話します。
三隅に必要以上に肩入れする重盛に対し、摂津は危うさを感じ「お前みたいな弁護士が犯罪者が罪と向き合うのを妨げる」と言い「この場になって発言を真っ向から変えることは、裁判官の心証を最悪にする」と忠告します。
しかし重盛は「本人が否認している以上、弁護士としてはその主張に沿うべきだ」と、三隅の証言に沿って裁判に挑むことを曲げませんでした。

判決

三隅の新たな告白を受けて、重盛らは咲江に「三隅が殺害を否認し始めたこと」を説明、そして「三隅が咲江を守ろうとした」という話をしないよう頼みますが、咲江は戸惑い、やはり「裁判で証言させてほしい」と言います。
それに対し重盛は「三隅を救いたいならそのことを一番に考えるべきだ」と返します。

そして始まった、咲江と美津江への証人尋問。
咲江は、証言台で「三隅は金銭目的で殺したわけではない、三隅の死刑は望まない」と発言。
父親に性的暴行を受けていたことは話しませんでした。

三隅も法廷に立ち「脅して金を盗もうとはしたが、河川敷には行っておらず、殺していない」とまくし立てるように発言。
三隅の発言によって裁判は当初の方向性からずれてしまい、重盛ら弁護側は裁判官と検察側との話し合いの場でそれを咎められます。
ですが重盛は後には引かず、あくまで三隅の犯人性を争うと主張。
裁判長は初めは呆れた様子を見せますが、犯人性を争点に加えたうえで裁判を続行すると決断します。
検察官の篠原はそれに抵抗するものの、結局は裁判にかかる労力などを鑑み、そのまま裁判は続行されることに。

そして迎えた判決の日。
主張は認められず、三隅は「死刑」を言い渡されます。
裁判長が判決内容を読み上げる間、三隅はただまっすぐに前を見つめていました。

その後、三隅のもとを訪れた重盛。
三隅は殺害を否認した理由をずっと考えていたという重盛は「咲江につらい証言をさせないためにわざと否認をしたのでは」と三隅に問います。
それについて答えはしなかった三隅でしたが「今まで生まれてこなければよかったと思っていた、自分はいるだけで周りの人を傷つけてしまうが重盛の話が本当なら自分でも誰かの役に立つことができる」とほほ笑みます。

そんな三隅に重盛は「三隅はあくまで"器"で、誰かの想いをくみ取り、そしてその誰かに成り代わってその憎む相手を殺めてきたのでは」と思いをはせるのでした。

配信情報(2021年5月30日現在)

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