JFA田嶋会長、A代表vsU-24代表の開催に期待感「非常に興味の湧く試合になる」

 日本サッカー協会(JFA)は1日、『キリンチャレンジカップ 2021』日本代表vsジャマイカ代表の中止と、日本代表vsU-24日本代表の開催を発表。同日に、田嶋幸三会長がオンラインでの会見に出席した。

 まず、同会長はジャマイカ代表戦について「ジャマイカはアメリカから10選手とヨーロッパからの10選手に分かれて来日予定でした。アメリカからはスタッフ含めて来日していますが、ヨーロッパからの来日組の陰性証明に不備があるとアムステルダムのカウンターで報告されました」と改めて中止となった経緯を説明。さらにその原因については「専門家に分析いただいています」と語った。

 東京オリンピック本大会開幕を来月に控えている状況でのトラブルに「私自身も多くを調べ、いくつかの理由が考えられます。我々としては二度と起きないよう気を付けないといけませんし、専門家との話の中で、今後どういったことが必要かが出てくると思います。今はガーナやメキシコなど、各国代表としっかり試合ができることをスタッフが進めているところです」と、再発防止に努める姿勢を示した。

 来日が遅れているジャマイカ代表は12日にU-24日本代表との試合開催も予定されているが、田嶋会長は同試合について「(マッチメイクに)リトライする予定です。PCR検査は72時間以内にして陰性証明をしないといけないので、検査をもう一度して、その結果を持ってフライトに乗り、近日中に到着予定です。リトライすることへ全力を尽くすということです」と語っている。

 そして急遽決定した日本代表vsU-24日本代表の一戦については「ジャマイカが間に合わない可能性があると連絡を受けたのが30日深夜で、翌早朝から協議を重ねました。そこで代替案を考えなければとなり、技術委員長や両監督が選手にもヒアリングしてくれました。コンディションを見ながらの選手起用になると思いますし、各クラブにも今日、連絡を入れたと聞いています」と言及。さらに「代表同士の試合はまず見ることがありませんが、五輪前だからこそできる試合でもあります。非常に興味の湧く試合になると思います」と試合への期待を示した。

2021/6/1 15:03

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