読んでいるだけで背筋が寒くなる!?おすすめホラー小説6選

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読んでいるだけで背筋が寒くなってしまうホラー小説。けれど、ページをめくる指が止まらないほど面白いのがホラー小説の魅力ですよね!今回は、幽霊や妖怪、人間の怖さが実感できるホラー小説をご紹介します。ドラマや映画も面白いですが、ホラー小説も負けないくらい、怖いですよ!

怖いもの見たさ

Close up portrait of young crazy scared and shocked woman isolated on dark background

ホラーを見る理由の一つには、怖いもの見たさがありますよね。
怖いけれど、なんか見たくなるって不思議な現象だと思います。
夜でも暑い日が続く夏の納涼に一役買うホラーには、「怖いけれど、見たくなる」という不思議な魅力が詰まっています。

「ものいふ髑髏」

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ものいふ髑髏

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夢枕獏/集英社/全1巻/完結

◯あらすじ

喋る骸骨と出会った男が主人公の「ものいふ髑髏」を始め、時代物を背景にした話や現代ものの話など、ぞくっと背筋が寒くなるような妖しい短編10編が収録された作品です。

◯おすすめポイント

「陰陽師シリーズ」で有名な夢枕獏の珍しい短編集。現代を舞台にした短編も登場し、妖怪の類だけではなく、人間の言い知れぬ恐ろしさ・気味悪さが怖くなる作品です。短編集なので、区切り良く読むことが出来るので、忙しい人にもおすすめです。

「残穢」

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残穢

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小野不由美/新潮社/全1巻/完結

◯あらすじ

京都市で暮らす小説家である「私」は、過去に出した小説のあとがきで「怖い話」を募集した縁で、今でも読者から「怖い話」の実体験を相談されることが度々あった。
2001年末のある日、かつての読者で久保と言う30代の女性から手紙が届く。
手紙によると久保がリビングでライターの仕事をしていると、何やら背後の寝室から「畳を履くような音」が聞こえてくるという。
その後再び久保から、今度は電子メールが届いた。
相変わらず「畳を吐くような音」が聞こえるため振り返ると、今度は垂れ下がった着物の帯のような物が見えたのだという。
過去にも似たような相談を受けていた事に気付いた「私」は、この現象が実は同じものなのではないだろうかと考える。
しかし調べていく内に、それはもっと深く根ざしたものに原因があったのだと判明するのだった。

◯おすすめポイント

人の恨み、苦しいという感情は何よりも強いとぞっとしてしまう話です。
今自分たちが住んでいる場所、古くから使っているものには歴史があるのだと実感します。
しかし、現代は人が常に移り変わり、かつての土地も切り売りがなされる時代。
過去にその土地でどんな事があったのか、という事が知りにくくなっているという事に深く考えさせられる作品です。
同時に本を読み終わっても、言い知れぬ恐怖に支配され続けてしまいます。

2016年に竹内結子主演で映画化

今作は、2016年に竹内結子主演で、『残穢~住んではいけない部屋~」というタイトルで公開。
相談から始まったストーリーは、小説同様言い知れぬ怖さがずっと付きまとっている感じがします。
マンションでの怪奇現象に悩む家族は非常にリアルで、実際に似たようなことが起こっているのではないだろうか、と錯覚してしまいそうです。
終わり方も小説と同じく、見終わっても長く尾を引く恐怖が支配して落ち着かなくなります。

「ぼっけぇ、きょうてぇ」

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ぼっけぇ、きょうてぇ

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岩井志麻子/KADOGAWA/全1巻/完結

◯あらすじ

岡山の遊郭で客を取る1人の醜い容姿の女郎。眠れぬ客に自分の身の上話を始めるのですが、次第にそれは、恐ろしい話へと続く前振りだった「ぼっけぇ、きょうてぇ」を始め、身の毛もよだつホラー短編が全部で4篇収録されています。

◯おすすめポイント

タイトルである「ぼっけぇ、きょうてぇ」とほ、岡山弁で「とても怖い」という意味。
最終的に幽霊や妖怪と言った、いるのかいないのか良く分からない不確かなものよりも、生きている人間が一番怖いのだと実感できる作品です。

「ペット・セマタリー」

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ペット・セマタリー

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スティーブン・キング/文藝春秋/全1巻/完結

◯あらすじ

メイン州の田舎に家を購入し、引っ越してきたルイスとその家族。
新しい家から続く細い道の先には、子ども達によって作られたペット霊園があった。
妻・レイチェルが子供たちを連れて実家に帰省したある日、飼い猫のチャーチが車にはねられて死亡。
まだ「死」というものが良く分かっていない幼い娘・アイリーンにどう説明すべきか悩むルイスだったが、突然隣人のジャドが、ルイスにチャーチに死体を持たせてペット霊園の向こう側に連れていく。
ジャドの言葉に従って、ペット霊園の向こう側になる丘にチャーチの死体を埋めたルイス。
その後、死んだはずのチャーチが戻ってきたのだが、全く別の「何か」に変貌していた。
埋めた場所や蘇ったチャーチについて考えるルイスだったが、ある日息子のゲージが目を離した隙に車に轢き殺されてしまう。
悲しむルイスの頭にある考えが浮かぶのだった。

◯おすすめポイント

人は絶対に間違っていると分かっていても、もし愛する人を亡くしたら、その方法を試さずにはいられないかもしれない、と思わずにはいられない作品です。
死体を蘇らせるなんて倫理上ありえないし、気持ちが悪いと感じてしまうストーリーですが、「家族愛」や「人間の愚かさ」について見事に描かれています。
「今回はダメだったけれど、今度は大丈夫」という謎の自信から、どんどんおかしな方に進んでいって、最後は戻れないところまで行ってしまう展開に注目です。

1989年、2019年に2度にわたって映画化

本作を原作とした映画は、1989年と2019年に制作・公開されています。
どちらも小説の不気味な雰囲気をそのまま受け継いでいる作品ですよ!

「ジキル博士とハイド氏」

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ジキル博士とハイド氏

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ロバート・ルイス・スティーヴンソン/東京創元社/全1巻/完結

◯あらすじ

19世紀のロンドン。
弁護士のガブリエルが親戚のリチャードと日課の散歩の最中、リチャードが2階建ての建物を指さして、数か月前にあった気味の悪い出来事を話し出す。
数か月前リチャードは、醜く小柄な体格をした男・ハイドが、ぶつかって転倒した少女を助けもせずにそのまま踏みつけて去ろうとしている所に遭遇。
少女の家族が詰め寄ると、ハイドが「いくらだ?」金額を言うように言った。
「100ポンド」と言われたハイドが、あの2階建ての建物に消えた後持って来たのは、10ポンドの現金と90ポンドの小切手。
しかし、ハイドが持って来たのは何故かヘンリー・ジキル博士の署名が入った小切手だった。
もしかしたら、ジキル博士はハイド氏に遺産を狙われ、恐喝されているのではないか?と考えた2人はハイド氏を探すことに決める。

◯おすすめポイント

1885年に執筆された今作ですが、今でも人気の高い怪奇小説です。
解離性同一性障害を題材にした代表的な作品で、ジキル博士側とハイド氏側の表現が見事に描かれています。
様々なメディアのルーツとなった今作は読んでいると、ん?と思うもどこか気味が悪く感じてしまう展開になっています。

「本当は恐ろしいグリム童話」

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本当は恐ろしいグリム童話

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桐生操/ベストセラーズ/全3巻/完結

◯あらすじ

かの有名なグリム兄弟が集めた、ドイツの寝物語「グリム童話」の原作集です。
ディズニー映画でも、幸せな終わり方をした「白雪姫」や「シンデレラ」を始めとする6編が収録された本作は、恐ろしく大人向けのオリジナルグリム童話が収録されています。

◯おすすめポイント

平和で幸せな物語を根本から崩れても良いから、本当の物語を知りたいと思う方におすすめ。
誰もが知っている有名な物語も蓋を開ければ、人間の恐ろしさや関係の歪さの宝庫です。
怖いのは、この物語は実際に、母親たちが子供たちの寝物語として語り聞かせていたと言う事。
本当のグリム童話を読んでみたい、と思う方はぜひお手に取ってみてください。

まとめ

ホラー小説といっても、その展開や恐怖対象は様々。同様に、どう感じるかも読者によって様々です。
しかし、それがホラー小説の面白い所でもあります。
怖い思いをしながら読み進め、読み終わってもなお尾を引く怖さを感じるのがホラー小説を読む醍醐味と言えるでしょう。
ぜひ、今回ご紹介したホラー小説を一度読んでみてくださいね!

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