モデルやタレントを多く抱える中堅芸能事務所に所属する人気女性タレントXに、違法薬物である大麻を使用しているという噂が業界内を駆け巡っている。

　Xは有名ダンススクール出身で、東京ガールズコレクションなどのランウェイを何度も歩いている人気モデルだ。大手企業のCMやバラエティ番組を始め、ドラマや映画などでも主役クラスを務め、大手ファッション雑誌の専属モデルとしても大活躍していた。

　Xに大麻の噂が飛んだのは昨年春のことだという。

「ある映画の撮影をしていたときのことです。ホテルに宿泊していた際、Xの隣の部屋に宿泊していた女優から、“異臭がするから部屋を変えてほしい”とホテル側にクレームが入ったのです。ホテルの従業員が匂いの元をたどったところ、Xが宿泊している部屋から異臭がしていることが判明し、ホテル側から撮影スタッフにクレームの電話が入ったというのです」（芸能記者）

　ホテルの従業員はその匂いの特徴から大麻だと気づいたようなのだが、警察に通報するのではなく、撮影スタッフに苦情を入れてくれたおかげでXは助かったのである。もし警察に通報されていれば、大麻取締法違反で逮捕される運命だっただろう。この撮影は東北で行われたのだが、映画は現地の全面的なバックアップを受けていた。そのため、ホテルが機転を効かし、警察に通報しなかったのであろうか。

「この直後、Xは出演場面を大幅にカットされて帰京しました。真面目な性格のイメージが強かったにもかかわらず問題ある女優と知られ、現場でも使いづらかったのでしょう。その噂はたちまち業界内で広まり、その後に出演予定だった映画は代役が立てられました」（前出芸能記者）

　Xがこの一件で失ったのは出演映画だけではない。Xは所属プロダクションとも揉めたようで、大手芸能事務所から中堅芸能事務所に移籍しているのだ。

「この大麻事件から当時の所属事務所と関係が悪くなり、退所せざるを得なかったと聞いています。コンプライアンスに厳しい事務所として知られていますが、本来は発生する違約金なども発生せず、退所、移籍することができました」（前出芸能記者）

　Xは度々渋谷や六本木のクラブで目撃されている。実際に大麻を吸っている現場などは見せていないが、その界隈では有名な人間と遊び歩いているという。

　前所属事務所は大手事務所の系列で、色々な不祥事を揉み消すことでも知られている事務所だった。しかし、移籍した先の新事務所ではそううまくはいかないだろう。

　果たして、大麻疑惑が広まるXは新天地で活躍できるのであろうか。