【一歩引いた冷静な観察眼】吉高由里子のオススメ映画9選

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マイペースな天然キャラというイメージが強い吉高由里子ですが、自分を客観視しながら周りを冷静に観察するような役もなかなか似合います。そこで今回は、吉高由里子のオススメ映画をご紹介します。

プロフィール

BUSAN, SOUTH KOREA - OCTOBER 14: Actress Yuriko Yoshitaka attends a Closing Film 'Camellia' press conference during the 15th Pusan International Film Festival (PIFF) on October 14, 2010 in Busan, South Korea. The biggest film festival in Asia showcases 306 films from 67 countries and runs from October 7-15. (Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images)

1988年東京都出身。高校生の時にスカウトされて芸能界に入り、2006年映画デビュー。2010年には連続TVドラマで初主演を果たした。また、2015年に『大逆走』で初舞台を踏んでいる。

NHK連続テレビ小説『花子とアン』でヒロイン役に抜擢され、それをきっかけにNHK紅白歌合戦で紅組司会を務めたことにより、存在が広く知られるようになった。

『紀子の食卓』(2006)

両親との関係に違和感を覚えていた女子高生が、ケンカをきっかけに、サイトで知り合った女性を頼って上京する。

吉高由里子のデビュー作。同監督による映画『自殺サークル』で描かれた後の世界が舞台だが、続編ではない。主人公は「レンタル家族」という仕事に誘われ、虚構の世界で生きていたが、ある日父親が顧客になって会いに来る。

吉高由里子は姉を追って家出し、同じ仕事に就く妹。オーディションで沢尻エリカや北川景子を退けて選ばれたというだけに、物語が進むにつれて存在感が増してくるところがさすがだ。

『蛇にピアス』(2008)

生きている実感のない日々を送っていた主人公は、眉と唇にピアス、背中に刺青、そしてスプリット・タンを持つ男と出会い、身体改造に興味を持ち始める。

原作は芥川賞受賞作品で、作者の意向を受け、舞台演出家の蜷川幸雄が監督した異色作。蛇のように切れ目のある舌=スプリット・タンになっていく過程がリアルに描かれていて、かなりショッキングだ。

舌ピアスの穴をどんどん広げ、背中に龍と麒麟が絡み合った刺青を彫って痛みに恍惚となる未成年を演じた吉高由里子は、初ヌードも披露。そんな役でも下品にならないところが不思議である。

『婚前特急』(2011)

5人の男性とつきあっていた主人公は、結婚した親友からアドバイスを受け、自分もたった1人のパートナーを選ぶことにする。

年下の学生。旅行に連れて行ってくれる既婚者。時間の融通が利く自由業。愚痴を聞いてくれるバツイチなど、用途に応じて自由に恋愛を楽しんでいた彼女は、実は相手も自分と本気でつきあっていなかったことを知らされ、ショックを受ける。

五股をかけていても嫌味のない吉高由里子。プライドを傷つけられて悔しがる様子が、おバカで憎めない。悪女というよりどこか抜けているところが、吉高由里子のイメージにピッタリだ。

『ロボジー』(2012)

二足歩行型ロボットを作るよう命じられた3人の社員は、試作品がダメになってしまったことから、解雇を恐れてロボットの中に人間を入れることを思いつく。

ロボットっぽい動きにマッチしたのは、孤独な生活を送っていた偏屈老人。ところが彼は、口止め料として破格の待遇を要求するわ、ロボットの姿で人間らしい行動を取ってしまうわで、なかなか計画通りにいかない。

そんな人間ロボットに夢中になり、おっかけと化した吉高由里子。一途なんだか天然なんだかよくわからないノリで嬉しそうにつきまとう姿に、ロボットオタクらしいリアリティあり。

『僕等がいた』(2012)

悲しい過去のせいで心を閉ざしていた同級生とつきあい始めた主人公は、彼が引越してからも遠距離恋愛を続けていたが、ある日突然音信不通になってしまう。

人気漫画が原作で、前篇・後篇の2部作。高校時代の淡い恋が、大人になってから様相を変えて蘇る。女子の3分の1が恋をするという少女漫画にしか登場しないような美形男子を生田斗真が好演。

吉高由里子は、おっちょこちょいで無邪気でちょっと変わったセンスの持ち主。そのズレ方と、闇を抱えた恋人を必死に支えようとする健気さが、吉高由里子らしくて違和感なしだ。


『横道世之介』(2013)

1987年大学進学のために長崎から上京してきた主人公は、お人好しな性格ゆえに周りに振り回されながらも、充実した大学生活を送っていた。

流れでサンバサークルに入ってしまったり、好きになった女性から弟のふりをするように頼まれたり。のんびりした時代の空気感と、素朴な彼の人の好さに癒されるが、卒業後の彼の運命が切ない。

大きなヒラヒラ帽子を被り、常に丁寧語を話すお嬢様が吉高由里子。好意を寄せた彼に猛烈なアプローチをかけるものの、言動が世間ズレしているのが可笑しい。吉高由里子の代表作。

『真夏の方程式』(2013)

海岸で男の死体が発見され、偶然被害者と同じ旅館に泊まっていた湯川が真相を究明していくが、やがて16年前の殺人事件との関連性が浮かび上がってくる。

「ガリレオ」シリーズの劇場版第2作。美しい海を臨む町を舞台に、湯川と環境保護活動家との対立を通して、「科学技術と環境保護」という問題に鋭く切り込む。子供嫌いの湯川が少年と心を通わせるシーンが見どころだ。

湯川の相棒である刑事役を柴咲コウからバトンタッチした吉高由里子。その突き放したような観察眼が福山雅治のクールさと通じるものがあり、また違った味わいのあるコンビである。

『ユリゴコロ』(2017)

父が余命宣言され、婚約者が姿を消してしまって落ち込んでいる主人公は、実家の押し入れから「ユリゴコロ」と書かれたノートを見つける。

そこには、人を殺すことでしか心の拠りどころが得られない女性の殺人記録と、長きにわたる内省と葛藤が綴られていた。

吉高由里子は、子供の頃から“死”にどうしようもない喜びを感じてしまう自分について、淡々と語る。延々と自分を客観視する様子が、おぞましくも切ない。

『検察側の罪人』(2018)

東京地検に配属された主人公は、老夫婦刺殺事件の容疑者を取り調べることになるが、実は彼は上司である検事が以前担当し、すでに時効になった殺人事件の有力容疑者だった。

今度こそ彼に法の裁きを!と執念を燃やす検事。その強い執着心が捜査方針に悪影響を及ぼすにつれて、主人公は疑問と抵抗を感じ始める。

優秀な事務官である吉高由里子は、彼の力になる頼もしい存在。尊敬している上司の暴走に苦悩する彼を見守る恋人だ。このようなお堅い役柄は珍しい吉高由里子だが、落ち着いた雰囲気で信頼感があってよい。

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  • 5/28 19:56
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