広瀬すず&櫻井翔『ネメシス』いよいよ最終章も…いよいよ深刻「真木よう子の舌」

 5月23日に放送された、広瀬すず(22)と嵐の櫻井翔(39)がW主演を務めるドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)の第7話で、広瀬演じる美神アンナの衝撃の秘密が明かされ、物語が急展開を迎えた。

 同ドラマは、天才すぎる助手・アンナと、ポンコツ探偵・風真尚希(櫻井翔)の凸凹バディが、探偵事務所「ネメシス」に舞い込む超難解な事件を次々と解決していくミステリードラマ。「ネメシス」の社長で探偵歴30年の大ベテラン・栗田一秋を江口洋介(53)が演じる。

 第7話は、19年前、アンナの父の美神始(仲村トオル/55)が事故を起こした車に乗っていたのは、美馬芽衣子(山崎紘菜/27)という謎の女性と、始の同僚だった神田水帆(真木よう子/38)だったが、前回登場したジャーナリストの神田凪沙(真木よう子/2役)が、水帆の妹だったことが判明。

 凪沙は、自身が追っていた人体実験の真相をもみ消した、コンサル会社社長・烏丸(宇野祥平/43)の正体を共に探ってほしいと、ネメシスに依頼。烏丸と菅研究所(カンケン)の黒い繋がりを確信した栗田は、「アンナに20年前の事件について、いっさいしゃべらないこと」を条件に依頼を引き受けて……という展開。

 また、新キャラとして、かつて風真が弟子入りした、元スゴ腕詐欺師のマジシャン・緋邑晶(南野陽子/53)が登場。これで「ネメシス」をサポートするメンバーが揃ったらしい。

■謎が次々と明らかになっていくが

 まず、驚きだったのは、始の同僚として信頼していた大和猛流(石黒賢/55)が、実はカンケン側の人物で、20年前の事件と19年前の事故に関わっており、その真相を知っているらしいこと。また、大和は美神始のことを「立花教授」、アンナのことを「立花アンナ」と呼んでいた。

 さらなる衝撃は、アンナは始とカンケンがつくった、世界初の“ゲノム編集ベイビー(GE10.6)であること。彼女の特殊な能力や運動神経は、このことに関係あるらしい。そして、最後の回想シーンには、アンナが作られたらしい“立花ゲノム研究室”の研究者の中に風真の姿があった。

 気になる第8話の予告動画には、栗田がカンケンの所長・菅容子(今村美乃/34)の秘密に近づき、回想シーンで始が血だらけの赤ん坊を抱きながら「俺はこの秘密を一生守る。この子も……」と誓う姿が。初回から描かれていた伏線が回収されていき、物語は最後のステージへ向かうようだ。

 第7話の平均世帯視聴率は7.4%で、第1話は11.4%と2ケタスタートしたものの、第2話以降は9.5%、第3話は8.9%、第4話は8.3%、第5話は7.8%、第6話は7.9%、そして今回の第7話は7.4%と、ひと桁台で苦戦している。

 これまでの謎が繋がっていたことが明らかになり、物語が転がり始めることで、視聴者の注目を再び集めることに期待できそうだが、その一方で拭えない不安な問題点もある。

■真木よう子が盛り上がりに水を差す?

 それは、クライマックスに向けて重要な役割を果たしそうな、神田水帆と凪沙の姉妹2役を演じる、真木よう子の滑舌の悪さだ。真木は05年公開の映画『ベロニカは死ぬことにした』で初主演したが、当時から地声は低かったものの、バラエティ番組ではハキハキしゃべっていた記憶がある。

 しかし、15年放送のドラマ『問題のあるレストラン』(フジテレビ系)で主演したころから、モゴモゴした歯切れの悪さが気になり始め、滑舌が悪くてセリフが聞き取りづらいと、視聴者の間でささやかれるように。

 今回も視聴者はツイッター上で「やっと面白くなってきたけど、真木よう子の滑舌いよいよ深刻だぞ。昔こんなんじゃなくない? どうしたの最近」「真木よう子さんのサ行が聞き取りにくくて内容が入ってこないし、演技もへたに思えてくる」などとザワついていた。

 主演の櫻井翔も滑舌の悪さがささやかれているが、これに真木の滑舌の悪さも加わると、謎が解明される大切なシーンに字幕が必要になってしまうかもしれない。(ドラマライター/ヤマカワ)

2021/5/29 10:00

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