モデルでタレントのマリエ（３３）が４月４日のインスタグラムでのライブ配信で、１５年前の１８歳当時、島田紳助氏（６５）に“枕営業”を強要されたと告白してから２か月弱が経った。

「現在は引退している紳助氏のほかに、現在も第一線で活躍する出川哲朗（５７）も強要に加担していた、と名指しで批判したため、配信後に大騒動に発展しました。しかし、時間が経つとともに沈静化に向かいはじめ、とうとう出川もマリエの告発の件でイジられるようになっていますね」（夕刊紙記者）

　５月１３日放送の『ダウンタウンＤＸ』（日本テレビ系）に出演した出川は、姓名判断による出演者の「運勢ランキング」が発表される際、ダウンタウンの松本人志（５７）から「順位がわかるんでしょ？」「絶対、てっちゃん悪いでしょ」と話を振られ、「いやいやいやいや、大丈夫っす。僕１００％言ってません！　もう本当に」と返した。

　さらに松本が「これはもうしょうがない。“ワーッ”てやったって。静かにしとくしか」と話すと、出川は「これから事実が判明しますから、大丈夫です、大丈夫です」と笑顔で反応していた。

■沈静化目前に現れた「実母」

　前出の夕刊紙記者は言う。

「『ダウンタウンＤＸ』で、出川は明確に何の話か言わなかったものの、時期など考えればマリエの告発に対してしかないでしょうね。また、５月２７日放送の『櫻井・有吉ＴＨＥ夜会』（ＴＢＳ系）でも有吉弘行（４６）が、ゲストの出川と狩野英孝（３９）を指して“謹慎コンビじゃん。謹慎コンビ”とイジり、出川が“やめろ有吉！　違う違う違う”と笑顔で応対する場面がありました。こちらも、マリエの件を有吉がイジったのでしょう」

　笑いのネタにされ始めれば、もう完全沈静化まで秒読み――となるところだが、ここにきて、出川にとっては思わぬ刺客が現れた。５月２８日発売の『ＦＲＩＤＡＹ』（講談社）に、マリエの母・玉木真理氏のインタビューが掲載されたのだ。

「当然、インタビューではマリエの告発の件についても触れられていました。玉木氏は、紳助氏や出川ら告発に出てきた人物について追撃をするかと思われたのですが、娘の告発について理解を示しつつ、“彼女（マリエ）なら自分で十分に解決できるはずです。心配はしていません”と、意外にも冷静な反応を示したんです」（芸能記者）

■娘より重要なのは“減税”

　マリエの一件については静観するようだが、玉木氏はインタビューで別の内容については大いに熱弁をふるっている。

「玉木氏は、“世の中にある税金の問題に取り組みたいですね。とにかく複雑で種類が多すぎる”など税金について語ったほか、“今のデジタル社会は高齢者に不親切です”と高齢者の問題に言及するなど、政治的な発言が目立っていました」（前出の芸能記者）

　政治的な発言が目立った背景には、玉木氏の今後が関係している。玉木氏は、７月４日に投開票が行われる東京都議会議員選挙に、港区からの立候補を表明しているのだ。

「玉木氏は、地域政党『減税とうきょう』の副代表を務めています。党のポスターを見ると、“『減税とうきょう』は全ての税金をゼロにできないか。減らすことはできないか。簡素化することができないか等の議論を一番に考えます”と書かれており、政策についても“住民税や固定資産税、自動車税、法人事業税、法人住民税などの減税。赤字法人課税の撤廃を目指す”とあり、税金問題をメインに訴えるようです。

　玉木氏が『ＦＲＩＤＡＹ』のインタビューで税金について熱く語っていたのも、『減税とうきょう』の立候補者として、ということですね」（前同）

　新たに登場した刺客は、娘の援護より都議会議員選挙に集中している。出川も安心かと思いきや、

「玉木氏は投開票に向けて多忙な日々を送ることになりそうですが、マリエの母とあって注目度も高い。メディアの取材に応える機会はまだまだあるでしょう。ただ、取材陣は、正直、玉木氏の政治信念よりマリエのことに興味がある。娘に関する質問を受けた際、最近マリエから聞いた、という感じで出川についてコメントが飛び出れば、また騒動になるかもしれませんよ」（前出の夕刊紙記者）

　出川にとって気が抜けない日々は、しばらく続く!?