【葵S 枠順データ分析】1枠が複勝率36.4%、複勝回収率135%と出色の好成績

 29日に中京競馬場で行われる葵S(3歳・重賞・芝1200m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い中京芝1200mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。

 参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。

1枠 8-7-5-35/55 複勝率36.4% 複勝回収率135%

2枠 2-6-6-44/58 複勝率24.1% 複勝回収率124%

3枠 2-5-1-52/60 複勝率13.3% 複勝回収率97%

4枠 4-6-2-51/63 複勝率19.0% 複勝回収率46%

5枠 6-3-7-48/64 複勝率25.0% 複勝回収率64%

6枠 2-1-6-57/66 複勝率13.6% 複勝回収率38%

7枠 5-2-4-74/85 複勝率12.9% 複勝回収率37%

8枠 4-3-2-77/86 複勝率10.5% 複勝回収率37%

 従来、葵Sが行われる京都芝1200mは内枠有利のコースとして知られている。データでも1枠2枠の複勝回収率が100%を超えており、内枠有利の傾向が強いのが証明された。コース改修直後の中京コースは時計を要し、外枠の活躍が目立っていたのだが、当時のイメージは捨てたほうが良いだろう。

 とくに1枠は複勝率36.4%、複勝回収率135%と出色の好成績を収めている。今開催(3回中京)では芝1200m戦が5鞍行われているが、そのうち4鞍で1枠が馬券絡み。しかも、コロラトゥーレ(16番人気1着)、ウォーターイグアス(7番人気2着)、ペプチドルーカス(6番人気2着)と人気薄が激走を果たしている。

 中京の芝コースは今週からBコース使用となるため、先週までの傾向が引き継がれるかは分からないが、荒れた内側がカバーされるので、内枠に有利に働く可能性は高いだろう。

2021/5/28 20:33

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