【目黒記念枠順データ分析】ダービーとは違い、内外がほぼ互角
30日に東京競馬場で行われる目黒記念(4歳上・GII・ハンデ・芝2500m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる3回の馬券絡みが1番、3番、4番、9番。2回で2番、5番、8番、10番、11番、12番、14番が続く。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-2-2-14/19 複勝率26.3% 複勝回収率83%
2枠 2-2-1-14/19 複勝率26.3% 複勝回収率100%
3枠 1-1-1-16/19 複勝率15.8% 複勝回収率42%
4枠 1-1-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率45%
5枠 0-2-2-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率132%
6枠 1-0-3-15/19 複勝率21.1% 複勝回収率84%
7枠 4-0-0-23/27 複勝率14.8% 複勝回収率40%
8枠 0-2-0-25/27 複勝率7.4% 複勝回収率15%
【内枠と外枠の比較】
1〜4枠 5-6-5-61/77 複勝率20.8% 複勝回収率67%
5〜8枠 5-4-5-79/93 複勝率15.1% 複勝回収率62%
内外それぞれ5勝ずつ、馬券圏内は16頭:14頭でほぼ同数と、ダービーのように顕著な内枠有利の傾向は出ていない。ダービーから距離が100m延びるだけだが、スタート地点が100m、4コーナー寄りになるため、スタート直後に急坂を迎えることになる。その結果、100mという数字以上に負荷が上がり、単調なスピードだけでは押し切れないのだろう。実際、過去10年で逃げの手に出た馬は10頭全て着外に敗れている。
昨年は4コーナー13番手からキングオブコージが差し切り、5番→4番→11番の決着。ただ、上位3頭とも差してきたとはいえ、道中は内目でロスを抑える競馬をしており、単純な外差し決着ではなかった点に留意したい。