松たか子絶不調の『大豆田とわ子』“低視聴率男”オダジョーよりヤバい「女神退場」

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 フジテレビ系火曜21時枠で放送しているドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』に、危機が訪れている。同作は松たか子(43)が主演し、離婚歴3回の大豆田とわ子(松たか子)が、3人の元夫たちに振り回されながらも、日々奮闘する日常を描くロマンティックコメディ。

 当代きっての脚本家・坂元裕二(54)の作品であり、松の3人の夫を松田龍平(38)、東京03の角田晃広(47)、岡田将生(31)が演じるというキャスティングは、大いに注目を集めた。

 しかし、同作はここまで視聴率面で苦戦を強いられている。

「コアなドラマファンからの支持は高いものの、同ドラマは初回から7.6%、6.7%、5.7%、6.0%、6.2%と苦戦。5月18日放送の第6話は、さらに5.5%と0.7ポイントダウンし、番組ワースト記録を更新してしまいしました(いずれも平均世帯視聴率/ビデオリサーチ調べ/関東地区)。この第6話では、視聴率的な意味で今後不安になる2つの出来事が起きたんです」(女性誌記者)

 1つは、事前告知なしのサプライズで登場したオダギリジョー(45)。まだ“謎の男”としての登場で、本格的な出番は翌週、第2章が始まる第7話からとなった。

「オダギリは唯一無二の存在感のある俳優ですが、数字が取れず、低視聴率男なんて不名誉な称号もある。12年には、同局のオダギリ主演ドラマ『家族のうた』が3.9%という低視聴率で、話数短縮の打ち切りにされたこともある。そのためか、ゴールデンタイムでの連続ドラマのレギュラー出演は18年放送の夏ドラマ『チアダン』(TBS系)以来なく、このときも平均視聴率7.1%と苦戦していました」(前同)

(※以降重大なネタバレあり。未視聴で楽しみにしている方はご覧にならないことを推奨します。)

■【※ネタバレあり】

 そしてもう1つの出来事とは、とわ子の30年来の親友だった綿来かごめが第6話で急逝してしまったことだ。

「かごめを演じていた市川実日子(42)は、とてつもない存在感のある女優です。今回の『大豆田とわ子』でも、その実力と魅力が遺憾なく発揮されていて、特に5月4日放送の第4話は印象深かったですね」(前出の女性誌記者)

 第4話はとわ子と同じマンションに住むオーケストラ指揮者の五条(浜田信也)のデートをとわ子が猛プッシュして、服もアクセサリーも貸して万端整えたにもかかわらず、かごめはデートに行かず。のちに、かごめはとわ子に五条のことが好きだったし、両想いになれる確信はあったといいつつも、

「でも恋愛はしたくないんだ。“この人好きだな。一緒にいたいな”って思っていても、五条さんは男で、私は女でしょ。どうしたって恋愛になっちゃう。それが残念。別に理由はないんだよ。恋が素敵なのは知っている。ただただ恋愛が邪魔。女と男の関係が面倒くさいの。私の人生にはいらないの」

 と、とわ子に明かしたのだ。このシーンの市川の演技にSNS上では、

《人間として今をただただ感じるまま生きてる人感のある演技が好き。》《4話最高すぎてる。市川実日子の使い方うま〜〜〜》《フワフワしてていいなぁと思っていたところに、あの独白…涙止まりません》

 と、絶賛の声があふれた。そんな市川だったが、物語から退場してしまったのである。

■「主人公の友人」に定評のある市川

「今後も回想などで出演する可能性はゼロではありませんが、出番は間違いなく減る。市川が出演してきたドラマは数字が取れるというジンクスがあるだけに、ただでさえ低空飛行の『大豆田とわ子』に、“低視聴率男”のオダギリとWパンチにならなければいいのですが……」(専門誌記者)

 最近のドラマで、市川が「主人公の友人」として出演していた作品といえば、19年の『凪のお暇』や、18年の『アンナチュラル』(どちらもTBS系)が思い起こされるだろう。

 前者は平均視聴率9.9%で、最低視聴率8.6%以外は、すべて9%超。後者も、平均視聴率11.1%で最低視聴率も9.0%と好成績なうえ『ギャラクシー賞テレビ部門 優秀賞』も受賞している。

「まず『凪のお暇』での市川は、高学歴ながら地頭力が低く、転職を繰り返していた坂本龍子という役でした。追い詰められてしまい、ブラック企業でもいい、とヤケになりかけている場面を主人公である凪(黒木華)が説得する場面が、名シーンとしてたびたび話題になります。これに限らず、市川は主人公との会話劇で双方に見せ場を作ることに定評があるんです」(前同)

「もううんざりなんです。休むのも戻るのも。いい加減、前に進みたい。前向きに前向きに。そうじゃなきゃ、自分がみじめで見てられない」

 と言い出す龍子に凪が、

「前向きなところすごくステキだと思います。でもたまには後ろも向かなくちゃ自分がどこにいるのかわからなくなっちゃいませんか」

 と返し、市川が涙する、という名シーンだ。

■淡々とした短いやり取りもバツグン

「『アンナチュラル』では、臨床検査技師で主人公のミコト(石原さとみ)の同僚の東海林夕子という役でした。合コンを“異性間交流会”と題して相手探しに励むも、男運の悪さからたびたび酷い目にあう、という場面もありましたが、彼女とミコトとの関係が悪化した6話の石原とのやり取りが、実にリアルと好評でした」(前出の専門誌記者)

 ミコトはさる事情から自分のプライベートを夕子にほとんど話していなかった。そのため夕子との間に確執が生まれてしまい、

夕子「まあいいけど別に、うちら友達じゃないし」

ミコト「そうね、ただの同僚だし」

夕子「ただの同僚なのに付き合わせちゃってごめんなさい」

ミコト「いいえUDIラボのためですから」

 という、淡々とした会話の中に見えるギスギス感は、実にリアルだった。

「この回は“友達”を悪用した悪党の暗躍と対になっているような演出も多々あり、“ただの同僚”という関係の方が健全では、と視聴者に考えさせる事件でもありました。事件を通して、最後にはいい意味で互いを“ただの同僚”と呼び合い笑い合う。絶妙な距離感が見事に表現されていて、市川の演技力の高さを実感させられます」(前同)

『とわ子』でも、松たか子との掛け合いが輝いていた市川。彼女の退場が、視聴率にさらなる悪影響を及ぼさなければいいのだが……。

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  • 5/28 12:30
  • 日刊大衆

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