やまない人種差別…リュディガー、SNSでの運動は「何も変わらない」「でも戦い続ける」

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 チェルシーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが人種差別問題についてコメントした。27日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 リュディガーはドイツ人の父とシエラレオネ人の母を持ち、シエラレオネ内戦の難民の息子としてベルリン市内で育った。近年は人種差別の標的にされることも多く、同選手が寄稿し27日に公開された『The Players’ Tribune』の記事内では、人種差別問題について切り込んだ。

 イングランドのサッカー界では4月30日から4日間、人種差別や誹謗中傷に抗議するため、SNSを停止するボイコットを行った。しかしリュディガーは反差別の運動後も「何も変わることはない」として、人種差別がスタジアムやネット上より「さらに深い問題」であり、これらの運動が直接サッカー界の人種差別を解決するものではないと考えているようだ。

 2017年のローマ在籍時には本拠地を共にするライバルでもあるラツィオのサポーターから人種差別を受け、その際にはラツィオサポーターの目に「真の憎しみ」を見ることができたという。試合後、当時の同僚ダニエレ・デ・ロッシから「僕は君と同じ気持ちになることができないのは知っている。それでも君の痛みを理解させてほしい。君の頭の中では何が起こっているんだ?」と声をかけてもらったエピソードを明かし、以下の様に続けた。

「彼(デ・ロッシ)はツイートしなかった。彼は黒い四角い画像を投稿したわけでもない。それでも彼は気にかけてくれていた」

 同選手はチェルシー移籍後も、2020年2月のトッテナム戦で相手サポーターから人種差別的侮辱を受け、結果として同選手の主張の証拠が発見されなかったという一件があった。またフランク・ランパード前監督退任時にも、出場機会が減少していた同選手はソーシャルメディアを通じて多くの人種差別的な罵声を浴びたという。

「ソーシャルメディアでの運動やこの記事では、この問題を解決することはできない」

「でも、僕は望みを失ったわけではない。僕は戦い続けるつもりだよ、永遠にね。なぜなら、世の中には気にかけてくれる人や、僕の声を本当に聞いてくれる人たちがいることを知っているからね」

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