中村倫也 “秘密が多そう”の声に本音「自分としては…」 顔バレ願望も明かす

俳優の中村倫也が27日、『バンクシーって誰?展』のアンバサダーに就任し、都内で行われた記者会見に出席した。

中村はスプレーを片手に、バンクシーのスプレーアートを思わせるド派手な演出で登場。

バンクシーとの出会いは「ネットニュースで見たシュレッダーの作品」といい、「“何してるんだ、この人”と思って調べたら素性も込められたメッセージも謎。興味が湧いたんです。ちゃんと魅力を伝えられるアンバサダーになりたい」と意気込んだ。

自身も絵を描くといい、「特徴的な顔立ちの人を見るとむくむくと描きたい気持ちが湧いてくる。なんか描けそうだなっと思って。1回描いたら次からは見ずに描ける」と中村。現場でも共演者らの似顔絵を描くことがあり「現場に似顔絵を貼るけど、僕が描いたとは名乗らない。現場で『これ誰が描いたの?』と言われる。バンクシってますね!」と語った。

バンクシーは神出鬼没で、正体不明の覆面アーティスト。ミステリアスな人物だが、「中村自身の秘密を教えて」という質問が出ると、「僕の秘密?なんかありましたっけ?」と逆質問。「ないんですけど、秘密が多そうだよねってよく思われます。10代の頃から言われてて。自分としてはオープンに生きているつもりなのに、掴みどころがないと言われます。それによって、いいように解釈されている」と自己分析した。

「弱点はなんですか?」ともよく聞かれるようで、「高い場所は怖い。暗いところはよく見えないし、ゆでたまごの殻を上手く剥けない。痛いのは嫌い。それくらいしか答えられない。あ、上手いこと答えられない質問も嫌い。だから今、背中の汗がすごい。つまらない答えですいません」と苦笑しながら謝罪した。

いまやドラマに映画に引っ張りだこの国民的俳優の中村だが、「顔バレしないんですよ」と告白。「自分が舞台に出演して帰りに電車に乗って、舞台の感想を言う人の横にいたこともあるくらい。普通に歩いている。逆に顔バレちょっとしたい。『ここでは静かに』って言いたい」と願望を吐露。人気者だが「日常生活に支障ない。そもそも外に出るタイプでもないから、そういう機会も少ない。制限はかかっていないです」と明かした。

同展は8月21日から12月5日まで東京の寺田倉庫G1ビルにて開催。12月以降に名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡も巡回する。中村は同展の音声ガイドも担当。「作品を見る上でちょっとした助けになるのかな。来てくれた方はぜひ」とアピールした。

2021/5/27 17:37

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