「私、誘拐されるの…?」キスを断ったら帰りの車内でカレが豹変した話

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 初めてデートする男性が、じつは“カラダ目的”で、最悪な経験してしまった……。今回はそんな女性のエピソードです。

 19歳ころ、大学のクラスメイトからデートに誘われた飯島美玖さん(23才・仮名)は、当時の怖い体験を振り返ります。

◆毎回夜のデートに誘ってくる怪しい男性

 飯島さんは授業中、話したこともないあるクラスメイトの男子学生から視線を感じていたそうです。ある日、その彼からSNSを聞かれ、連絡を取り合う仲に。毎日のようにお誘いメッセージが来るようになりました。

「デートすら経験したことがなく、恋愛について何も知りませんでした。かなり純粋な少女時代を過ごしていたと思います。毎回、夜の8時とかの遅い時間にお誘いのメッセージが来ていましたが、『なんでこんな時間帯に誘ってくるんだろう?』と思うだけで、特に気にも留めることはありませんでした」

 ある日、押し切られるかたちで彼からの誘いを引き受けることにしました。初デート当日は車で迎えに来てくれましたが、飯島さんは彼の不審な行動が気になり出します。

「車の中で、『あとで手をつないでもいい?』と聞かれたのですが、今までそういった経験をしたことがなく、はっきり断れずに流れでOKしてしまいました」

◆映画館でいきなり、欲望丸出しに

「映画館に着くと、彼が最後列の一番端の席を取ったので、さすがに鈍感な私でも『この人大丈夫か?』と疑い始めました」

 何をされるかわからないまま、真っ暗闇の中での密着状態。不安と恐れを抱きつつも、映画がスタートしました。

「いきなり太ももを触られ、どうしたらいいのかわからずに固まっていたら、彼の手が足の付け根へと徐々に近づいてきたんです。少し強めに『やめて』と言うと、ふてくされているようでした」

 それでも懲りない彼は、何度も飯島さんの体を触ろうとしてきたそうです。強く断ると不機嫌な態度へと豹変し、どうすればいいのかわからなかったといいます。

「彼は隣に座っているのにもかかわらず『キスしてもいい?』と顔を近づけてきたんです。それを見て気持ち悪く感じ、本人の顔をじっと見て『本当にやめてくれない?』と伝えました」

◆勇気を出して断ると…ありえない反応

 この時点で映画が始まってから10分が経過。直接断ってからは突然何もなかったかのように黙り、興味なさそうにスマホをいじり始めたようです。明らかな態度だったので、「この人はただ“そういうこと”をしたいだけなんだ」と感じたと言います。

 映画は始まったばかりでしたが、「お父さんから頼まれごとがあるから帰る。家まで送るわ」と言われ、なんと途中退場することに。やっと解放されると思い、安心感でいっぱいだったという飯島さん。

 映画館を出ると、外はもう暗くなっていました。車に乗り込むと、行きの彼の様子とはガラリと変わって、なんだか怖い顔をしてハンドルを握っています。

「デートに来たことを後悔していると、彼が音楽を超爆音にかけ、猛スピードで運転しはじめたんです。それも無言で。会話は一切なく、不気味な空間でした。さっきまであんなにも話してきた彼が、いきなり別人となり、このまま誘拐されるかもと思いました」

◆帰宅後、さらに恐怖を感じる出来事が

 実際に、誘拐犯は叫んでも外から聞こえないようにするために、音楽を爆音にする手口を使うことがあるそうです。そのことを知っていた飯島さんは生きた心地がせず、早く家に着くことを願うばかりでした。

「そのまま、なんとか無事に家に帰ることができました。一応車を出してくれたお礼をしようとSNSを開くと、彼が車の中で音楽にのっている動画とともに、『くたばれ!』とのメッセージが送られてきたんです……」

 その後、2人は大学で目も合わさず、お互いに存在しないかのように振る舞う関係となったそう。知らない相手と2人っきりで密室空間にいることは注意すべきだと身をもって感じた飯島さん。みなさんもデート相手は慎重に選びましょう。

―シリーズ「クズ男ダメ男エピソード」―

<取材・文/Honoka Yan>

【Honoka Yan】
23歳。モデル/ダンサー/ライター/記者。タブーについて発信する日本のクィアマガジン「purple millennium」編集長。LGBTQ当事者。Instagram :@honokayan

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