ビルバオFW R・ガルシアがサポーターに感謝「いつもそばにいてくれた」

 アスレティック・ビルバオのスペイン人FWラウール・ガルシアが25日に、自身のSNSを更新しサポーターに向けて胸中をつづった。

 アスレティック・ビルバオは今季のリーガ・エスパニョーラでは引き分けに甘んじる試合が多く最終順位を10位で終えたものの、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)では2年連続でファイナルに進出。昨シーズンの延期分が今シーズンに行われた影響により、2週間で2度の決勝を戦い、レアル・ソシエダとバルセロナの前に辛酸をなめる結果となったが準優勝まで上り詰めた。また、1月に行われたスーパーカップではバルセロナを相手に逆転勝利。通算3度目となる優勝を果たし、タイトルを獲得している。

 クラブにとっては充実したシーズンだったといえる一方で、R・ガルシアにとっては物足りないシーズンとなった。コパ・デル・レイ準々決勝のベティス戦では、1点ビハインドで迎えたアディショナルタイムに同点ゴールを決め、チームを準決勝進出に導くなど勝負強さを見せたものの、昨シーズンリーグ戦で15ゴールを挙げた同選手の得点力は、今シーズンわずか5ゴールとなりを潜めた。

 自身のSNSを更新し今季を振り返った同選手は、「アスレティックサポーターのみんなに『ありがとう』を送る」と万感の思いをつづっている。

「サポーターのみんなは今シーズンも僕たちを支えてくれた。今年は難しい年になったね。偉大なチームとの対戦でスーパーカップを勝ち取った喜びを味わい、国王杯で優勝できなかった悲しさを味わった。嬉しい時も悲しい時も、いつもみんなの応援が頼りになったさ。とても大変だったのに、あなたたちはいつもそばにいてくれた」

 続けて、7月に35歳を迎える同選手は来シーズンも戦うことを誓っている。

「サン・マメス(アスレティック・ビルバオの本拠地)にサポーターがいなくてとても恋しい。すぐに一緒に居られるように願っている。今は休んで、力を蓄える時期。僕たちはあなたたちに多くの借りがあるから来シーズン、ピッチ上で返したい」

2021/5/26 15:53

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