「りょうる」ではない!「漁る」の読み方、知っていますか?

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本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「漁る」です。

「漁る」の読み方は?

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「漁」といえば「漁業(ぎょぎょう)」や「大漁(たいりょう)」など、魚や貝をとる印象が強いかと思います。とはいえ、「漁る」を「ぎょる」や「りょうる」と読んでしまうのは間違い。ちなみに「漁る」は

1 動物がえさや獲物を探し求める。

2 魚介・海藻などを探し求める。漁をする。

3 物や人を探し回る。

4 (動詞の連用形に付いて)何かを求めて、その動作を諸所で行う。…してまわる。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。

「漁る」の意味で読み方が分かった人も少なくないのでは?!

正解は……

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「あさる」です。

「漁る」と書いて「あさる」のほか、「いさる」「すなどる」と読むこともできます。「いさる」も「すなどる」も、意味は「あさる」の2の意味と同じで、“魚や貝などをとる。漁(りょう)をする”を表します。

「漁る」は「アサリ」の語源!?

日本でよく食べられている貝の「アサリ」の語源は諸説ありますが、そのうちの一つが「漁る」だと言われています。干潟を漁ることで簡単にとることができる貝、から「漁る貝」、それを食べ物を求めることを示す「求食(あざる)」で置き換えて「求食貝(あさりがい)」とする説があります。また砂の中にいる貝を示す「砂利(さり)」と浅いところにいることを組み合わせて「浅利(あさり)」となった、という説もあります。

 

参考文献

アサリ・浅蜊 – 日本辞典

アサリ(鯏)|株式会社 埼玉県魚市場

野村祐三『旬のうまい魚を知る本』(東京書籍、2002年)

 

2021/5/26 2:30

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