５月１８日に関西圏で放送されたガールズトークバラエティー番組『グータンヌーボ２』（カンテレ）。元乃木坂４６の白石麻衣（２８）、お笑いタレントの横澤夏子（３０）、モデルでタレントの堀田茜（２８）ら３人のトークがメインだったが、この番組がある人物の悪評をぬぐってくれたという。

「今年４月１日に有吉弘行（４６）と結婚した夏目三久（３６）ですね。

　発端は、５月２５日号の『女性自身』（光文社）。結婚発表から１カ月後のゴールデンウイーク中に、夫婦が東京・表参道の『エルメス』に買い物に行く様子を写真付きで報じたんですが、“有吉が運転する車が止まった。後部座席からは夏目が降りてくる”という一文に、一部では心ないツッコミが出ていたんですよ」（女性誌記者）

　夏目アナが助手席ではなく後部座席に座っていたことから、

《タクシーみたいな扱い？》《有吉が夫じゃなくて運転手みたいな扱い》《補助的な意味でも、助手席の方がいいんじゃないか》

　という声が上がってしまったのである。

■「後ろの席座らなきゃ……」

　今回の『グータンヌーボ』では、白石が乃木坂を卒業して恋愛解禁したことや、３人中横澤のみ既婚者であることから、恋愛や結婚についてガールズトークが大盛況。理想のデートについて語る場面があったのだが、白石が「ドライブとかいいな、と思います」と話すと、堀田がかぶせるように、「でも、後ろの席座らなきゃ……」と、指摘したのだ。

　さらに堀田は横澤からの「（うしろに）座ってる？」という質問に、

「人出が多いときは、後ろとか座って。都内出ると、助手席に座ったり」

　と、正直すぎる返答。堀田は横澤のどこに座るのか、という質問に“運転席の後ろの席に座って身を乗り出してずっとしゃべっている”と明かしていた。

「テロップには“入念なパパラッチ対策”と表記されていましたね（笑）。白石は、これまで恋愛に触れてこなかったからから“へえ〜”と感心していましたが、横澤や堀田の反応で分かるように、芸能界では並んで撮られることのないように、マスコミ対策としてドライブの際に助手席に座らない、のは当然の常識だった。表参道なんてまさに“ザ・都内”ですから、夏目が助手席でなく後部座席に座っていたのは、そういうことだったんでしょう」（前出の女性誌記者）

■高級な化粧筆と絵筆を内祝い

　有吉と夏目アナの結婚はマツコ・デラックス（４８）を筆頭に多くの芸能人仲間から祝福されていたが、有吉夏目夫婦は、実に誠実な対応をしていたという。

「４月２７日深夜のＴＢＳラジオ『火曜ＪＵＮＫ　爆笑問題カーボーイ』で爆笑問題の太田光（５６）と田中裕二（５６）は、２人ともそれぞれにお祝い返しとして筆が届いたことを報告しています。有吉の出身である広島県安芸郡熊野町の名品『熊野筆』の関係でしょうね」（前出の女性誌記者）

田中「化粧の筆のやつ。（妻の山口）もえさんにって。2つ箱が入っていて、ひとつは化粧の筆だった」

太田「社長（妻の太田光代さん）のところにはお化粧の筆。僕のところには手紙が入っていて、『白鳳堂』の絵筆が入っていた。“太田さん、絵を描かれるのでぜひ使ってください”って」

　と内容を明かしているほか、太田は有吉について、

「本当に有吉は気配りというかさ、偉いなぁと思ったよ。嬉しくなっちゃう」「俺が絵を描くなんてさ、おそらく誰かに聞かなきゃ絵本のこととか知るわけないんだけど。多分調べてやってんだな。悪いやつに見えて、本当にいいやつだよね」

　と、評している。

■スタッフ全員に『もみじ饅頭』を内祝いで用意

「それだけではありません。４月２１日付の『ＮＥＷＳポストセブン』によると、有吉は１３本のレギュラー番組スタッフに、結婚の内祝いを事務所経由で配っていたそうです。やはり故郷広島の有名和菓子店『にしき堂』のもみじ饅頭を、有吉と夏目アナの連名の熨斗をつけて、数十人いるスタッフ全員分用意したとか」（前出の女性誌記者）

　２人の結婚を祝して４月２３日に一夜限りの復帰をした『マツコ＆有吉 かりそめ天国 ２時間スペシャル』（テレビ朝日系）では、有吉と夏目アナが双方話し合い、

「離婚の理由って『すれ違い』か『価値観の違い』じゃない? ダブル“違い”でしょ? 価値観の方は無理だとしても、“すれ違い”だけ潰しとくか、みたいな」

　という理由で夏目アナは今秋で芸能界を去ることを決めた際も、「微力ながら（有吉が）少し安らげる場所を作れればいいのかなって思ってます」と、アナではなく妻として実に誠実にコメントしていたのは記憶に新しい。

　夏目のにふりかかった思わぬ“悪評”だが、今回、堀田のおかげで晴らされることになった。善行を積んだ堀田にも、きっと幸せが訪れるに違いない。