薬丸裕英×岡本健一、現在のジャニーズの凄さに言及「アイドルの在り方が変わってきた」
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。5月6日(木)のお客様は、薬丸裕英さんと岡本健一さん。ここでは薬丸さんがシブがき隊の“解隊”を振り返ります。
(左から)岡本健一さん、薬丸裕英さん
◆シブがき隊の解隊を振り返る
薬丸:共通点で言うと、15歳で芸能界に入っているってことだね。
岡本:芸能界っていうか、ジャニーさんに会った時期ってことですよね。
薬丸:俺は15歳でドラマに出て、そのときが俗に言う芸能界デビューになるのかな。
岡本:それはなんのドラマですか?
薬丸:「2年B組仙八先生」(TBSテレビ系/1981年)。
岡本:仙八先生が15歳のときですか。ジャニーさんに会ったのはいつなんですか?
薬丸:14歳だね。でも(男闘呼組としての)グループ活動っていうのは、それほど長くはなかったんだね。
岡本:長くないですね。1988年でデビューして1993年に活動休止。だから短いですよね。
薬丸:でも、ちょうど俺たちと入れ替わりだね。1988年に我々シブがき隊は解散ではなく解隊って言っていたんだけど、解隊したのが1988年だから。その年に男闘呼組はデビューしているんだよね。
岡本:そうですね。
薬丸:活動5年、我々は6年。ある意味短命だよね。
岡本:(解隊の)理由はなんだったんですか?
薬丸:この話は棺桶まで持って行ってもいいかなと思っていたんだけど、何年か前に本木雅弘がカミングアウトしたんだよね。
岡本:カミングアウトしたの?
薬丸:うん。「シブがき隊を終わらせたのは自分のせいだ」みたいなことをね。なんかさ、人の記憶って曖昧な部分があって、伝言ゲームのように塗り替えられていくような気がするのよ。布川敏和には違う理由があって、シブがき隊は解隊したと思っているみたいなんだけど。
自分が覚えているのは、多分、本木雅弘がそういうことを言い出して、僕が止めたっていう。一応リーダーだったからね。個々の活動をしながらも、そのままシブがき隊というグループに戻ってやる瞬間があってもいいんじゃないかっていうような説得はしたんだけどね。
そこで彼の意思が強かったから、終了までの青写真を作って解隊の方向に向かっていったっていうのもあるけど、その一方ではやっぱり限界は感じていたかな。それはやっぱり男闘呼組の存在もそうだし、光GENJI、あと少年隊がいたからね。それ以外にも吉川晃司とかチェッカーズとか、結構(アイドルが)出てきていたから。
アイドルってやっぱり椅子取りゲームじゃない? テレビに出られる椅子を誰が確保できるかっていう。その椅子取りゲームの椅子に、俺ら3人は座れなくなったと思うんだよね。座れたのかもしれないけれど、正面から見るとずっと奥にある椅子みたいな。
岡本:でも、その当時って25とか30を過ぎちゃったら、アイドルなんか絶対にできないって思ってましたよね。
薬丸:そうだね。長くはできないと思っていたよね。
岡本:でも、今はそうじゃないですよね。
薬丸:だから、アイドルの在り方が変わってきたんだよ。そう思わない? 今のジャニーズのグループの子たちって、本当にすごいと思うのは、20年、30年クラスのグループがいるわけでしょ? それで東京ドームとか満パンにしちゃうんだよ。
岡本:すごいですよね。
薬丸:俺たちの頃って、会館が精一杯だったでしょ?
岡本:そうですね。すみません、東京ドームはやりましたけども(笑)。
薬丸:失礼しました(笑)。本当に? 男闘呼組で!?
岡本:やりましたね。
薬丸:すごいね!
岡本:1回だけだったんですけど。
薬丸:1回でもできればすごいよ!
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来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……
5月24日(月)すみれさん×竹脇まりなさん(宅トレ動画クリエイター)
5月25日(火)スチャダラパー・Boseさん×never young beach・安部勇磨さん
5月26日(水)LiLiCoさん×純烈・小田井涼平さん
5月27日(木)又吉直樹さん×桝本荘志さん(作家)
がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/