メーガン妃はメディアや王室の攻撃に「枕に顔を埋めて泣いていた」 ヘンリー王子が激白

ヘンリー王子・メーガン妃夫妻と大物司会者オプラ・ウィンフリーの対談のもようを収めた『Oprah With Meghan And Harry: A CBS Primetime Special』が妃の故郷アメリカで放送されたのは、今年3月7日のことだった。放送前数回にわたり公開されたティーザーでは、ショッキングな発言を放つ夫妻の様子が映し出され「一体どんな爆弾発言が飛び出すのか」と視聴者の好奇心を煽り立てた。

かねてから噂されていた王室メンバーとの不仲説や、口外されては困る身内の“秘密”―それらが夫妻に暴かれてしまうのではないかと「王室メンバー達は戦々恐々としている」と伝えるメディアも多く、インタビュー自体を「誰も得をしない」「100%後悔することになる」と批判する声もあがっていた。

そんな中、放送数日前というタイミングで突如、英紙『The Times』が2018年10月に提出されたという王室元スタッフからの苦情文の存在を暴露、「メーガン妃によって2名のスタッフが辞職に追いやられた」と妃のいじめ疑惑を報じた。王室は「非常に懸念している」「学べる教訓があるか検討する」といった旨の声明を発表したのだが、これらの文面は“身内”であるはずのメーガン妃を擁護するどころか、実際にいじめがあったことを仄めかすようなトーンになっていたため、王室の冷ややかな対応が波紋を呼ぶのだった。

同報道を受けヘンリー王子・メーガン妃夫妻の広報担当者は、

「自らがいじめの対象となった身として、公爵夫人は人格に対する最近の攻撃を悲しんでおられます。」

「夫人は、痛みやトラウマを抱えた人々の支援に全力を注いでいらっしゃいます。」

「夫人は今後も引き続き、思いやりに満ちた世界を築いていくことに尽力する決意を掲げ、正しい行い・善い行いの手本となるよう努力していく意向です。」

と声明を発表、妃の“いじめ疑惑”を真っ向から否定した。この“いじめ疑惑”は、報道されたタイミングから数日後に控えていた『Oprah With Meghan And Harry: A CBS Primetime Special』に対する王室側からの“牽制”とも受け取れ、王室と夫妻の間の深い溝や暗い闇が改めて浮き彫りになる形になった。

そんな状況下において近年のヘンリー王子はメンタルヘルスについてオープンに語るようになり、インタビューの司会を担当したオプラ・ウィンフリーとはドキュメンタリーシリーズ『The Me You Can’t See』を共同制作している。その中でヘンリー王子は、“いじめ疑惑”をはじめとする過剰報道を続けるメディアや冷遇を続ける王室など、自身を取り巻く状況にメーガン妃がたいそう疲弊し、ついに耐えきれなくなったある晩のリアルな様子を回想、その時のもようを

「夜中に目が覚めると、メーガンが枕に顔を埋めて泣いていたんです。」

と告白した。隣で眠る夫を起こしてしまわないように、すでにたくさんのものを抱えていた彼をこれ以上悲しませないように―そんな気遣いから枕に顔を埋めて泣く健気な妻の姿に「心が張り裂けてしまいそうだった」と語ったヘンリー王子は、

「僕は彼女を抱きしめて、語り合いました。彼女は泣いて泣いて、泣きじゃくりました。」

と当時のメーガン妃の様子を明かすのだった。

ヘンリー王子がオプラ・ウィンフリーとタッグを組んだドキュメンタリーシリーズ『The Me You Can’t See』は、米時間21日に「Apple TV+」にて配信が開始された。ヘンリー王子やオプラをはじめ、歌手レディー・ガガや女優グレン・クローズ、NBA選手デマー・デローザンといった著名人がメンタルヘルスにまつわる様々な苦悩を自らの言葉で語った内容が注目を集めている。

画像は『Oprah 2021年5月10日付Instagram「Now more than ever, there is an immediate need to replace the shame surrounding mental health with wisdom, compassion, and honesty.」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 c.emma)

2021/5/22 11:38

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