9季ぶりにリーグタイトル逸も…MFチアゴ「ここでの経験が今年のトロフィー」
リヴァプールに所属するスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが今季を振り返り、リーグ優勝の難しさやリヴァプールでの1年目について言及している。イギリスメディア『スカイスポーツ』が21日に報じた。
昨年夏に7年間プレーしたバイエルンを離れ、リヴァプールに完全移籍を果たしたチアゴ。シーズン序盤は新型コロナウイルス陽性判定を受けて離脱すると、その後ひざの負傷によって出遅れたが、今年に入るとスタメンに定着している。同選手は移籍当初を「試合のリズムとロングボールに驚いた」と振り返っているが、今月8日に行われたサウサンプトン戦ではプレミアリーグ初ゴールを記録し、適応力を見せている。
しかし、そんなチアゴにとって、リーグタイトルを逃すのはバルセロナ在籍時代の2011-2012シーズン以来、9シーズンぶりのこととなる。同選手は今シーズンを振り返り、以下のように語った。
「今年、タイトルやトロフィーを手にすることができなかったのは、タイトルを手にすることがいかに難しいかということを意味しているんだ。前のシーズンで最大限の力を発揮したとしても、次の年に十分とは限らないからね。常に進化し、新しいことを学ばなければならない。100パーセント変わらない選手でありながら、同時に自分の特性に新しいものを加えなければならないんだ」
「僕にとっては、ここでの経験が今年のトロフィーだ。このチームに入って、この選手たちと毎日練習をして、リーグに参加して、たくさんの新しいスタジアムを訪れて、素晴らしいチームと対戦する。そこで感じる気持ちはとても大切だと思う」
現在4位につけているリヴァプールは23日、チャンピオンズリーグ(CL)出場権をかけ、最終節でクリスタル・パレスと本拠地『アンフィールド』で対戦する。