霜降り明星、YouTubeで乃木坂46の“お笑い”スキルを絶賛―有吉は山崎怜奈のトーク力賞賛

    乃木坂46のメンバーに対して、芸人からの賞賛が相次いでいる。

    16日、公式YouTubeチャンネル『しもふりチューブ』に出演した霜降り明星の粗品とせいやが、『乃木坂46のザ・ドリームバイト!~働き方改革!夢への挑戦~』で共演する乃木坂メンバーのバラエティー能力の高さを絶賛した。

    せいやは「乃木坂ちゃんのボケの面白さ、ビックリするときがあるな」と言えば、粗品も「確かに面白い。みんなさすがやねん」と同意。さらに、せいやは新内眞衣のコメント力や秋元真夏のバラエティー能力を褒め、齋藤飛鳥については一筋縄ではいかない独特の雰囲気を持っており、それは芸人との相性もいいのだと評した。

「せいやと粗品が挙げた乃木坂メンバーだけでなく、松村沙友理や生田絵梨花、高山一実らもバラエティー対応には定評があります。アイドルがバラエティーに出演すると、番組に華を添えるだけの“置き物”と化してしまいがちですが、乃木坂に限ってはそれはないですね。しっかりと爪痕を残して、継続的な番組出演につなげています。何よりも番組企画に全力で取り組むので、テレビ関係者の評価が高い」(アイドル誌ライター)

    数あるアイドルの中でも、とりわけバラエティー能力が高いとされる乃木坂。しかし、そんな彼女たちも当初はバラエティー関係者からの評判が芳しくなかったという。

「もともと乃木坂のメンバーは引っ込み思案な子が多かったので、デビュー当時はおとなしすぎてリアクションが薄く使いづらい、という評価だったようです。それがここまで成長したのは、冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)で、バナナマンと共演していることが大きい」(同)

    同番組は前身番組『乃木坂ってどこ?』として、彼女たちがデビューした2011年にスタート。バナナマンはスタートから現在までMCを務めている。1期生と2期生に限っていえば、約10年にもわたってバナナマンに“笑いのイロハ”を叩き込まれてきており、バラエティー対応に長けるのは当然といえば当然。下手な第7世代の芸人よりも、キャリアも経験も豊富といえる。

「彼女たちにとって、日村勇紀がお笑いの手本とするなら、設楽統は番組出演時の心構えや振る舞いを指南する“教育係”といったところでしょうか。とりわけ設楽は、かつてバナナマンがパーソナリティーを務めるラジオ番組で『番組に前のめりで参加するメンバーは贔屓する』と語ったことがあるように、彼女たちへの接し方には厳しい一面を持っています」(同)

    以前、番組でメンバーがプライベート写真を持ち寄り、それについてトークを展開するという企画があった。その際、井上小百合が写真の提出を忘れてしまったのだが、涙を流しながら事情を説明する彼女に対し、「泣いたって許さないよ」と責め立てた。また、別の放送回ではメンバーが一斉に椅子から立ち上がって大きなリアクションを取る中、座ったままだった堀未央奈と星野みなみをやんわりと注意する場面も見られた。

「最終的には笑いに回収したので番組的には深刻に映らなかったし、番組収録後に設楽は井上に詫びてフォローしたそうです。しかし、収録時はメンバーも相当ピリついたはずだし、これらの経験から番組企画には真剣に取り組まなければならないことを学んだと思いますよ」(同)

(改ページ)有吉が押すのは…山崎怜奈のトーク力

    一方、有吉弘行が絶賛するのは、山崎怜奈のラジオトークだ。有吉はロケバスで移動中にラジオから流れてきた女性パーソナリティーの達者なトークに「坂上みきクラスのベテランなのだろう。自分とはスキルが全然違う」と恐れ入ったらしいが、後になってそのラジオ番組が『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(TOKYO FM)だったと知り、愕然とする。「どういう人生を送ったら、あんな上手にできんのかな」「勉強したいぐらい」などと、アイドルながら高いトークスキルを駆使する山崎に舌を巻いていた。

「霜降りの場合は共演者でもあるので、多少は割り引いて考える必要がありますが、有吉は山崎とは面識もないようですから、その賞賛はガチでしょう。その山崎のトークスキルも、冠番組のおかげといえます」(同)

    山崎は乃木坂の2期生だが、選抜経験が皆無で決して人気のあるメンバーとはいえない。しかし、『乃木坂工事中』が従来のアイドル番組と違うのは、非選抜メンバーでもちゃんとフィーチャーされ、バナナマンがおいしくイジってキャラ付けしてくれること。

「山崎の場合は慶應大卒の高学歴と歴史に詳しいという特技から、“頭いいキャラ”が番組で定着しています。そして、その特技を生かしてクイズ番組への出演など多くの“外仕事”をこなしており、乃木坂の中でも最も多忙なメンバーの1人。頭の回転が早く、トークが上手いという持ち味も、冠番組があったからこそ見出だされたもの。つまり、『乃木坂工事中』はメンバーにとって自身のプレゼンの場であると同時に、テレビ関係者にとっては彼女たちをどう扱えば番組が面白くなるのかがわかる“取扱説明書”のようなものなんです」(同)

    乃木坂躍進の秘密は冠番組にあり、といえそうだ。

2021/5/21 21:00

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