ペットボトルが「メガネフレーム」に!? 最高のかけ心地を追求した“地球にやさしいメガネ”とは?

吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。5月15日(土)の放送では、メガネブランド「PLAGLA(プラグラ)」を立ち上げた柾木要介(まさき・ようすけ)さんに、ペットボトルから作る「メガネフレーム」についてお話を伺いました。

メガネブランド「PLAGLA」が手がけるメガネ

2021年、東京都江東区に誕生したメガネブランド「PLAGLA」。特徴はフレームの素材にあります。その正体は“使用済みのペットボトル”。500ミリリットルのペットボトル2本分をリサイクルして、1本のフレームが作られています。

ペットボトル2本から作られるフレーム

“砂浜のゴミを拾う以外にも、何かできることはないだろうか?”

柾木さんは、そんな思いで「PLAGLA」を立ち上げました。10代でサーフィンを始め、大好きな海でビーチクリーンを続けていましたが、いくらゴミを拾っても潮の流れに乗って大量のプラスチックごみが海に流れ着く……そんな現実を目の当たりにしたと言います。

大好きな海で続けるビーチクリーン活動

海に廃棄されるプラスチックゴミは、年間およそ800万トン。ゴミ自体を減らす努力をしなければ“問題は解決しない”と感じた征木さんは、それまで勤めていたメガネブランドを退職し、地球にやさしいメガネの開発に乗り出します。

リサイクル技術を駆使し、使用済みのペットボトルをメガネのフレームにリサイクルするのは、日本一のメガネ産地・福井県鯖江市の職人さんです。

最高のかけ心地を追求し、3万本以上の試作品を経てようやく完成した「PLAGLA」。フレームは、スクエア(四角型)とラウンド(丸型)の2種類。レンズは、老眼鏡レンズとブルーライトカットレンズがあります。

フレームの形は、2種類

征木さんは、「『PLAGLA』というブランドは、“リサイクル”とか“環境にやさしい”というワードがフックになって取り上げてもらったり、発信させてもらったりしているのですが、将来的には“これはリサイクル素材で作られていて、地球にやさしいんだよ”と言われなくても、そういった商品が世の中に溶け込んでいる状態になれたらいいなと思っています。自分たちは、そういう未来がくると信じて、みんなに身近に感じてもらえるように発信していきたいと考えています」と思いを語ります。

持続可能なリサイクルプロダクト

使い古された「PLAGLA」のメガネは、食器トレーやメガネケースなどに再びリサイクルが可能です。持続可能なリサイクル商品として、ますます注目を浴びそうですね。

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聴取期限 2021年5月23日(日)AM 4:59 まで

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<番組概要>

番組名:DUNLOP presents みらい図鑑

放送日時:毎週土曜13:55~14:00

パーソナリティ:吉田美穂

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/miraizukan/

2021/5/22 6:00

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