クーマン監督、今季終盤はクラブの信頼「感じていない」…去就は不透明に

 バルセロナを率いるロナルド・クーマン監督は、クラブ首脳陣やメディアから受ける扱いに不満を抱いているようだ。21日、イギリスメディア『BBC』が報じている。

 最終節を前に今季のリーガ・エスパニョーラ優勝争いから脱落したバルセロナ。3シーズンぶりにコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)を制したが、2シーズンぶりのリーグ優勝は叶わず今季2冠を達成することはできなかった。2022年夏まで契約を残すクーマン監督は今夏で解任される可能性もあるという。同監督は最終節ビジャレアル戦前の記者会見で以下のように語った。

「監督や選手をもっと尊重しなければならないよ。シーズン終盤にかけ、私はクラブからの信頼を感じていない。報道でいろいろなことが明らかになったが、そのような扱いを受けるべきではないし、物事は別の方法で行われるべきだ。ここには大きなプレッシャーがあり、私はそれを受け入れているが、この国にはメディアが監督の将来に関与するという、より大きな文化があるようにも思える。それはリスペクトを欠いていることだと思うけどね」

 クーマン監督は自身の去就について聞かれると、「正直に言うと、私が監督を続けるかどうかはわからない。会長とも話していない。トロフィーを獲得するために変化が必要なのはわかっているし、それが新しい監督や選手を意味するのであれば構わないが、それにはコミュニケーションが必要だ」と回答。クラブ首脳陣とのコミュニケーションが不足していることから、信頼を受けていないと感じているようだ。

 バルセロナは22日、リーガ・エスパニョーラ最終節でエイバルとアウェイで対戦する。

2021/5/22 5:12

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