クロース、セビージャ戦の判定に怒り「あまり文句は言いたくないけど…」
レアル・マドリードのドイツ代表MFトニ・クロースが9日に行われたリーガ・エスパニョーラ第35節セビージャ戦でのジャッジについて言及した。20日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
2-2の引き分けに終わったセビージャとの上位直接対決。1-1と同点の場面でフランス人FWカリム・ベンゼマが相手エリア内でファウルを受けてPKを獲得したものの、VARが介入したことで逆にその前のプレーでセビージャがPKを獲得し、相手にリードを許した。
試合後にジネディーヌ・ジダン監督やベンゼマ自身もこの判定について言及しており、クロースは自身のポッドキャスト『Einfach Mal Luppen』で当時のジャッジについて触れた。
クロースは「僕はあまり文句を言いたくないけど、あの時はとても腹が立ったね」と前置き、次の様に続けた。
「ジダンは判定について本当に何も言わないし、常に審判を守っている。だから試合後に彼が主審のところに行ったことは、彼も騙されたと感じている証拠だよ」
「審判は自身を正当化しようとしていたが、僕の意見では明らかに間違った判定だった」
「僕の意見ははっきりしていて、レフェリーと全く意見が合わないことは珍しいことだよ。あの日はそうだったね」
「ミリトンはボールに背を向けていてボールを見ていなかったけど、スローモーションで見ればボールは彼の肩に当たってから腕に当たっているんだ。ボールが体のほかの部分で跳ね返ったらハンドじゃないと僕たちは言われていたよ」
「もし最終的にタイトルを獲得する力が足りないとしたら、僕の考えでは、これも影響を与えた状況だったと思う。これは明らかに影響を与えた状況だよ」
「苦しいのではなく、怒っているんだ」
レアルは現在勝ち点差2で首位アトレティコ・マドリードを追っており、注目の最終節は日本時間23日午前1時にキックオフを迎える。