【オークス 血統データ分析】直近10年で複数回の好走実績を持つ種牡馬は2頭のみ

 23日に東京競馬場で行われるオークス(3歳牝・GI・芝2400m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる11回の馬券絡みがディープインパクト。次点で2回のハーツクライが続き、複数回の好走実績を持つ種牡馬は2頭に限られる。

 ディープインパクト産駒は[4-4-3-33]。昨年は過去最多となる8頭が出走していたが、2人気デゼルは11着、4人気ミヤマザクラは7着、5人気サンクテュエールは13着、と上位人気馬含めて全頭が4着以下に敗れていた。6頭が出走した2011年と2018年もすべての馬が馬券圏外に敗れていたが、5頭以下[4-4-3-13]、6頭以上[0-0-0-20]と出走頭数による成績の差異は気になるところだ。今年はアカイトリノムスメ、エンスージアズム、パープルレディーの3頭が特別登録。

 ハーツクライ産駒は[1-0-1-16]。安定感にこそ欠ける成績ではあるものの、14年ヌーヴォレコルトは単勝1.3倍と圧倒的な支持を集めたハープスターを負かす大金星だった。同産駒として抽選対象だが、特別登録しているニーナドレスが該当。

 キングカメハメハ産駒は[0-1-0-8]。データ集計期間内の好走例は16年チェッキーノの2着に限られるが、10年にはアパパネがGI史上初となる同着優勝を果たしている。今年はアールドヴィーヴル、ククナ、タガノパッションの3頭が該当。

 クロフネ産駒は[0-0-1-4]。通算でも[0-0-1-7]という成績になるものの、そのうち6頭は単勝15.0倍以上の人気薄でもあった。また、12年ホエールキャプチャも3着とはいえ勝ち馬からクビ+ハナ差でタイム差がなかったことも気に留めておきたい。今年は、無敗の牝馬クラシック2冠に挑むソダシが当てはまる。

2021/5/20 12:12

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