「10代の子供にすぐさま部屋を掃除させる裏技」母の奇策「必要なのは玄米のみ」

15歳から25歳の子供を持つ親を対象に子育ての情報共有や相談などを交わすFacebookコミュニティーグループ「Grown and Flown Parents Group」で4月27日、「10代の子供がすぐさま部屋を掃除し始める裏技」が紹介され、多くの母親が関心を寄せた。

投稿したのは18歳の息子と下に娘がいるケリー・マダロンさん(Keri Maddalone)だ。ケリーさんによると、息子とは部屋の掃除を巡ってこれまでに何度も口論になっていたという。

そんなケリーさん、ある日インターネットにて同じ悩みを抱えていた母親の興味深いアイデアを目にして自身も息子に試してみることにした。必要なのは少量の“黒い玄米”のみという非常にシンプルな方法だが、ケリーさんの息子には抜群の効果があったそうで、すぐさま部屋をピカピカに磨き上げたそうだ。

ケリーさんはこのアイデアを目にした「Grown and Flown Parents Group」にて、成功体験とともに最初の発案者に対して以下のように感謝の言葉を綴った。

「ネズミと玄米について投稿してくださった方、どなたか知りませんが本当にありがとうございました。」

「今週、家の塗り替えを行ったんですが、18歳の息子の部屋(の汚さ)に私は心底うんざりしていたんです。」

「ひどいことかもしれませんが、私は息子に『塗装の人があなたの部屋でネズミを見たと吐き捨てて行ったわ。糞も落ちているそうよ』とメッセージを送ったんです。」

「家に帰ってきた息子は気色悪いと怒りながら、4時間かけて部屋を掃除しました。」

「そして、息子は『本当にごめんよ、母さん。糞のあった場所をモップがけして、ネズミを見つけ出すよ』と返信してきたんです。」

「それに、次に“ネズミ”が自分の部屋へと移動してくることを恐れた下の娘は、今も部屋の掃除の真っ最中です。」

「これがその写真です。“ネズミの糞(に見える玄米)”を息子の作業靴から落ちた砂や、部屋の隅、クローゼットなんかに置いておきました。私は地獄に落ちることでしょう。」

ケリーさんが添付した写真には、砂まじりの床の隅に撒かれた黒い玄米が写っている。日本の米と比べ海外の米は長く細いタイプであることが多いが、この玄米も黒く長細い形が特徴的だ。よく見れば玄米と分かるが、事前にメッセージで「ネズミとその糞が見つかった」と先入観を持たされていた18歳の息子には“ネズミの糞”にしか見えなかったことだろう。

何度言っても部屋の掃除を先延ばしにしてきた息子が飛んで帰ってきて部屋を掃除した挙句、謝罪までしたというのだから、その効果がてきめんであったことは明白だ。

罪悪感を覚える少しひどい仕掛けにも思えるが、母親の忠告に耳を貸さなかった反抗期の息子にはお灸を据える良い機会となったのかもしれない。

ケリーさんのこの投稿を見た、同グループに参加する母親たちからは以下のような絶賛の声が相次いでいる。

「あなた天才だわ!」

「私も是非ためしてみる。」

「うちの息子の部屋にもアイスクリームを食べたベットベトのボウルとスプーンが転がっているわ。」

「なんでスーパーマーケットの棚から黒い玄米が消えたのかって疑問だったんだけど、きっとこの投稿を見て買い占められたんだわ(笑)」

「素晴らしいわ! 息子が家を出てく前、もっと早くに知っていたら絶対試したのにな。」

「最高のアイデアだけど、うちはダメかも。猫を5匹も買っているから、息子は『さぁ、捕まえてこい』って猫を部屋に連れてって終わってしまうわ。」

「みんな、これは本当に効くわよ! 今日、うちの息子は部屋を全部掃除して、ゴミを捨て、食器を下げて、洗濯物をかごに入れたの!」

画像は『Black N Boujee 2021年4月11日付Facebook「So, I have a teenage son.」』『The Sun 2021年5月1日付「MOUSE BE KIDDING Mum scares son into immediately cleaning his room with clever ‘mouse dropping’ trick & all you need is some rice」(Credit: Facebook)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

2021/5/20 5:00

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