相手を好きになると「自分も相手から好かれる」根拠とは?

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 人間って、単純なのか複雑なのか、複雑にして単純なのか!?

 好きな人ができて意思表示をすれば、相手からも好かれやすいとよくいわれます。また、それほど気にしていなかった人でも、その人が自分を好きだということが分かると、意外と気になり始めたりしますよね。これは、心理学でいう【好意の返報性】というもの。人の「好き」という気持ちは、まるでキャッチボールのように「私からあなたへ、あなたから私へ」と続くものなのです。

 では、なぜキャッチボールは続くのでしょうか? それは、そもそも人間には“他人から認められたい”という欲求があるからなのです。他人から好意を持たれるということは、認められたいという【承認の欲求】が満たされるということ。そして、この承認欲求が満たされれば、自分という存在に対して報酬を得たような感覚に陥るというわけです。

 実際に、相手から肯定的評価を得ていると信じている被験者(A)と、相手からは嫌われていると思っている被験者たち(B)による実験データがあります。この実験では前述の2つのグループを対象に、どちらがどういう心理になるかを実験しました。

 そして、Aグループの人たちのほうがBグループの人たちよりも、より親密な自己開示をするようになり、より親しい態度をみせ、より温かい調子で話すようになったという実験結果が得られました。また、その後もお互いの好意が増していくという結果も出たのです。

 ただし、ちょっと気を付けたいこともあります。自分を肯定的に認めているタイプの人は、肯定的な印象(好かれること)を望む傾向にあり、好かれれば相手を好きになります。でも、自分を肯定的にはみていない、自己肯定感の低いタイプの人は肯定的評価を望まない場合があります。つまり「自分を好いてくれた相手でも好きにはならない」という結論が生まれることもあります。

 このように、自己肯定感の低い相手を好きになったときには、相手が自信を持つように上手に励ましながら関係を深めてみてくださいね。

(恋愛カウンセラー・安藤房子)

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