クラブ史上初、初のヘディング弾…リヴァプールGKアリソンが成し遂げた13の偉業

 リヴァプールに所属するブラジル代表GKアリソンが挙げたゴールが大きな話題となっている。

 16日に行われたプレミアリーグ第36節で、リヴァプールはウェスト・ブロムウィッチと対戦。1-1のスコアで後半アディショナルタイムに突入すると、アリソンはイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドが蹴ったCKに頭で合わせてネットを揺らした。これが決勝点となり、リヴァプールは貴重な勝ち点3を獲得した。

 GKの得点はそう頻繁にあるものではない。イギリスメディア『Planet Football』は、アリソンが達成した13の偉業について、冗談を交えながら紹介している。

1.クラブ史上初の快挙

リヴァプールが1892年に創設以来、アリソンは公式戦で得点を挙げたクラブ史上初のGKとなった。クラブ史上初の快挙を成し遂げた。

2.プレミア史上6人目のGK

1992-93シーズンにスタートしたプレミアリーグにおいて、得点を挙げたGKはアリソンで6人目とのこと。過去には、ピーター・シュマイケル(元デンマーク代表)、ブラッド・フリーデル(元アメリカ代表)、ポール・ロビンソン(元イングランド代表)、ティム・ハワード(元アメリカ代表)、アスミル・ベゴヴィッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ代表)の5人のGKが得点を挙げていた。

3.プレミア史上4人目のGK

2020年1月のマンチェスター・U戦で、アリソンは素早いロングフィードからモハメド・サラーの得点をアシストしたことがある。今回の得点により、プレミアで得点とアシストを両方記録した史上4人目のGKとなった。

4.GK初のヘディングゴール

前述のとおり、GKとして6人目の得点者となったが、ヘディングでゴールネットを揺らしたのはアリソンが初めてだという。しかも、ストライカー顔負けの“ドンピシャ”のヘディングだった。

5.決勝点を挙げた初のGK

アリソンが成し遂げた偉業はまだある。プレミアリーグの試合で、GKとして初めて決勝点を挙げたのだ。ゴールを決めるだけでなく、チームに勝利をもたらしたGKになった。

6.決定率100%

アリソンにとっては、今季リーグ戦で放った初めてのシュートだった。つまり、決定率は100%。ポジションや役割が異なるとはいえ、数字上では、ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)やリオネル・メッシ(バルセロナ)、クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)らを上回っている。

7.あの選手たちより得点数は上

アリソンの今季プレミアでの得点数は「1」。ディヴォック・オリギ(リヴァプール)、リアン・ブリュースター(シェフィールド・U)、デレ・アリ(トッテナム)、ダニ・セバージョス(アーセナル)といった選手たちよりも多くゴールを奪っている。

8.あの選手たちと同得点

ウィリアン(アーセナル)、アレックス・イヴォビ(エヴァートン)、ドニー・ファン・デ・ベーク(マンチェスター・U)、ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)、チアゴ・アルカンタラ(リヴァプール)、南野拓実(サウサンプトン)。彼らは皆、今季のプレミアでアリソンと同じ得点しか挙げていない。

9.アウェイ1得点はハフェルツと同じ

アリソンの得点はアウェイで記録したもの。カイ・ハフェルツ(チェルシー)、アントニー・マルシャル(マンチェスター・U)、ルーカス・モウラ(トッテナム)といった選手たちも、敵地では1ゴールしか挙げていない。

10.ベイルよりも敵地に強い選手

さらに言えば、アリソンはベイルよりもアウェイで得点を挙げている。今季のプレミアで9ゴールを挙げているベイルだが、いずれの得点もホームゲームで記録したものだ。

11.あのOBよりも速い得点ペース

アリソンはリヴァプール加入後、公式戦通算128試合目で初ゴールをマークした。クラブOBの元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーは、184試合につき1ゴールのペースで得点をマーク。アリソンはギャラガーよりも速いペースで得点を挙げている!

12.相手エリア内で初タッチ

アリソンにとっては、初ゴールというだけではない。リヴァプール加入後、敵陣ペナルティエリア内でボールに触れたこと自体が初めてだったという。ファーストタッチで初得点、という半端ないことを成し遂げた。

13.サラーを上回る成功率

トレント・アレクサンダー・アーノルドのCKに合わせてネットを揺らしたアリソン。同僚のクロスに合わせた数はチームトップスコアラーのサラーを大きく下回るが、クロスをゴールに結びつけた確率はおそらくチームトップだろう。

(記事/Footmedia)

2021/5/17 15:54

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