【難読】なんて読む? 「仄々」の正しい読み方

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「仄々」の読み方です。

「灰」という漢字に似ているけれど、微妙に違うから“はいはい”ではないな。なんて思った人は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

■「仄々」の読み方は?

「仄」は「灰」と形が似ていますが、いやしい、かすかといった意味合いの漢字になります。「仄暗い(ほのぐらい)」なんて使い方をするのですが、聞いたことがある人もいますよね。

しかし、「仄」を二つ重ねて、“ほのほの”とは読みません。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ほのぼの”と読みます。

■「仄々」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「仄々」の意味は以下のように解説されています。

ほの‐ぼの【×仄×仄】

[副](スル)

1 かすかに明るくなるさま。「東の空が仄仄としてくる」

2 ほんのり心の暖かさなどが感じられるさま。「仄仄(と)した母子の情愛」

3 わずかに聞いたり知ったりするさま。

「かく、ささめき嘆き給ふと、―あやしがる」〈源・夕顔〉

[名]夜明け方。

「未だ―の程に主上出でて南面におはします」〈続古事談・一〉

普段、心が穏やかになるといった意味合いで、「仄々」という言葉を使うことが多いと思いますが、かすかに明るくなるさまという意味もあるんですね。

■読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「仄々」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。耳馴染みのある言葉ですが、漢字表記を意識したことはなかったのではないでしょうか。

普段からよく使う言葉ですが、実はよく知っているのとは違う意味合いもあるのを知れましたね!

(ななしまもえ)

2021/5/17 11:10

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