ドルトムントCEO、ハーランド獲得を目指すレアル&バルサを牽制「契約状況と我々の立場を知っている」

 今夏の移籍市場で大きな注目を浴びる選手の一人であるノルウェー代表FWアーリング・ハーランドについて、所属元であるドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOはあらためてハーランドに対するクラブとしての考え方を明確にした。14日、ドイツ紙『ビルト』が報じている。

 現在20歳のハーランドは、今シーズンもその爆発的な得点力を発揮し続けている。ブンデスリーガでは、ここまで26試合に出場して25ゴール7アシストを記録。チャンピオンズリーグ(CL)でも8試合の出場で10ゴール2アシストと、驚異的なゴール率を誇っている。

 当然、ハーランドは移籍市場でも引く手あまた。列強がこぞって獲得の可能性を探っている。スペインを代表する2クラブであるレアル・マドリードとバルセロナもノルウェーの大器に関心を寄せているクラブだが、ヴァツケCEOは『ビルト』の取材で2クラブに釘を刺した。

「私は、来年も(アーリング・)ハーランドが我々のためにプレーすることをはっきりと望んでいるよ」

「レアル・マドリードとバルセロナ? 彼らは、ハーランドの契約状況と我々の立場を知っていると思うがね」

 4月には、ハーランドの実父アルフ・インゲ・ハーランド氏と代理人のミノ・ライオラ氏がスペインの両雄と面会の場を設けている。ヴァツケCEOとしては、ドルトムントがハーランドを売却の対象にしていないことを強く示した格好だ。

2021/5/15 12:49

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