【京王杯SC 血統データ分析】昨年は産駒初出走で上位を独占したロードカナロア

 15日に東京競馬場で行われる京王杯スプリングカップ(4歳上・GII・芝1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる3回の馬券絡みがディープインパクト、ロードカナロア、フジキセキ。2回がダイワメジャー、ダンスインザダーク、ステイゴールド、マンハッタンカフェとなっている。

 ロードカナロア産駒は[1-1-1-0]。産駒初出走となった昨年に2人気ダノンスマッシュが勝利したほか、2着に4人気ステルヴィオ、3着に3人気グルーヴィットが入り、出走した3頭で1〜3着を独占してみせた。なお、3頭すべてが高松宮記念からの臨戦であったことも気に留めておきたい。今年はカイザーミノル、カタナ、グルーヴィット、ビオグラフィーの4頭が出走予定。

 ダイワメジャー産駒は[1-1-0-9]。13年ダイワマッジョーレ(1人気1着)、16年サンライズメジャー(7人気2着)、連対した2頭は前走で芝1600mの重賞に出走していた共通点を持つ。なお、この条件には3着とハナ差だった15年ブレイズアトレイル(10人気4着)も該当していた。同産駒からはショウナンライズが出走を予定している。

 初出走となるリアルインパクト産駒はラウダシオンが上位人気を担う。同種牡馬は東京芝1400mで[2-3-0-17]という成績を残しており、出走するメンバーの種牡馬のなかでは2位の連対率を誇る。また、2勝のうちの1勝がラウダシオンの20年クロッカスSであることも強調できそうだ。

 同じく初出走となるタートルボウル産駒は、東京芝1400mの2歳コースレコードを保持するタイセイビジョンが出走予定。なお、同種牡馬の当該コース成績は[2-2-4-27]。どちらかといえば、種牡馬成績は複勝向きの印象を受けるが、レコードホルダーであれば杞憂かもしれない。

2021/5/14 18:33

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