「勝手にエモーショナルに…」無観客ライブでRHYMESTER・Mummy-Dが感じたこととは?

ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」。5月8日(土)の放送は、ヒップホップグループRHYMESTERのMummy-Dさんが登場。4月28日(水)にリリースしたライブCD&配信アルバム/ライブBlu-ray&DVD『MTV Unplugged: RHYMESTER』について語ってくれました。

(左から)安田レイ、Mummy-Dさん、ジョージ・ウィリアムズ

◆勝手にエモーショナルにさせる無観客ライブ

――「MTV Unplugged」といえばアコースティックライブの番組ですが、出演が決まったときはどう思いました?

Mummy-D:「えっ、いいの!? 俺らがやっちゃっていいの?」みたいな感じでしたね。

――ヒップホップグループの出演は28年ぶりだったみたいですね。

Mummy-D:ソロのラッパーだと日本でもKREVAがやっているんだけど、グループとしては世界的にも全然ないみたいですね。

――出演時は、この日のために10人編成のバンドを作ったんですよね。メンバーを集めるのは大変でしたか?

Mummy-D:バンドマスターにキーボーディストのタケウチカズタケくんを立てて、彼のやりやすい人を集めてもらった形にしました。

――「MTV Unplugged」という大舞台、そして今回は無観客でのライブということでしたが、だからこそ工夫した部分などはありましたか?

Mummy-D:“無観客ライブ”だけど“生”じゃないからさ、やり直そうと思えばいくらでもやり直せるわけよ。だけど(今回は)“「MTV Unplugged」のライブ作品を作るため”であって、生バンドに置き換えた企画アルバムを作るのとは違う。だから、“ちゃんとライブ感が出ていないとダメだな”ってところに気をつかったね。

誰もいない観客の向こうにお客さんを感じながら、キレイなものを作るんじゃなくて、“ライブ感”というか“生感”というか、もうちょっと“たぎっている自分”みたいなところをパッケージしなくてはいけないから、意識したのはそこかな。あまりキレイに作っちゃダメだなと思った。

――お客さんがいないから、作るには相当準備が必要で想像力もすごく使わないといけないと思うのですが、具体的にどんなことを意識したのですか?

Mummy-D:2020年は(コロナ禍で)みんなが我慢して、いろいろなことを考えて、アーティストもお客さんもみんなつらいなかでやってきたので、そこで無観客の客席を見ると“ここに本当はみんながいたはずなのに……”と勝手にエモーショナルになってくるというか。

俺らも超久々に声を出したとか、そういうことの一つひとつが(俺らを)勝手に盛り上げてくれて、いつもよりちょっとウルってきちゃって、それは歳のせいかもしれないけど(苦笑)。でも(会場が)もう勝手にエモーショナルにさせる状況ではあったから、始まったらすごく楽だった。

◆コロナ禍の今だからこそ早く届けたい

――このライブがおこなわれたのは2月28日(日)ですけど、リリースが早いですね。「今、伝えたい!」という気持ちもあったんですか?

Mummy-D:そうだね。いつまでもこの状況が続くわけではないと思うし、アーティストもコロナ禍の最中じゃないと(逆に)伝わらない言葉や曲とかがあって、そういうことってタイミングがすごく大事だから。残念ながらコロナはまだまだ続いていくみたいだけど、でもやっぱり今、エンターテインメントになにかを求めている人たちに“早く届けなきゃ!”みたいな使命感はあったと思います。

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聴取期限 2021年5月16日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>

番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN

放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット

放送日時:毎週土曜 13:00~13:55

パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ

番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/cdj/

2021/5/13 20:30

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