おぎやはぎ矢作「高い時計つけるのは芸人じゃないとか、そういうのやめない?」 吉本芸人が憧れた“東京芸人”のスマートさ

バナナマンがMCを務める番組にゲストで招かれることが多かった藤森慎吾、バラエティ番組『コレってアリですか?』で1年間ほど共演していたトシ、そしてバナナマンとは人気バラエティのひな壇やネタ見せ番組で共演することが多く、彼らをライバル視していたという河本準一。河本はバナナマンと現場が一緒になると「頼む、スベってくれ!」と祈ってしまったりしたが、「あ~だめだ! 負けた」と悔しい思いをしたことが何度もあると告白した。

それぞれがバナナマンと共演した思い出を語っていくと、藤森が「さまぁ~ず、バナナマン、おぎやはぎらはシンプルに憧れる“東京の芸人”」と口にした。これには河本やトシもうなずいており、さりげなく高級時計やオシャレな車を乗り回している彼らに、特に吉本の芸人らは驚いたそうだ。なぜなら吉本の先輩芸人の中には、ちょっと売れた後輩が高い時計をしたりサングラスをかけたりすると、「そんなんする必要あるの?」「なんでそんな格好するの?」と言ってくる人がいて、当時の河本らはどんなに欲しくても購入を躊躇っていた。するとそれを知った東京の芸人から「自分で稼いだ金じゃん」「好きに使えば良いんだよ」と言われ、徐々に考え方が変わっていったという。特におぎやはぎの矢作兼からは「高い時計つけるのは芸人じゃないとか、そういうのやめない?」などと河本はよく諭されたことを明かしていた。

矢作兼については、お笑いトリオ・東京03の飯塚悟志が「人力舎の“カリスマ”的存在」とテレビ番組でその人間性の素晴らしさを熱弁している。人力舎所属の芸人らはお互いをライバル視し、コンビであってもバラバラで活動したりと“ギスギス”した空気が漂っていた時期があったのだが、「そんなのやめようよ、一緒にやろうよ」「売れてもないのに、何やってるんだよ」と事あるごとに言っていたのが矢作だったという。また自分たちが売れないのは「人力舎に力が無いからだ」と文句を言う芸人には「事務所のせいにしてどうするんだよ」と叱ってもいたそうだ。矢作は人力舎に絶大な影響力を与えた―と飯塚は絶賛していたが、彼は吉本の芸人にも意識改革をもたらしたのかもしれない。

(TechinsightJapan編集部 みやび)

2021/5/12 18:12

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