主力温存のマンチェスター・U、レスターとの上位対決で敗戦…宿敵マンCの優勝を許す

 プレミアリーグ第36節が11日に行われ、マンチェスター・Uとレスターが対戦した。

 2位のマンチェスター・Uと4位のレスターによる上位対決。ホームのマンチェスター・Uは5日間でリーグ戦3試合を行う過密日程の真っ只中で、中1日の今節はスタメンを10名変更して主力を温存。19歳FWメイソン・グリーンウッドのみ前節から引き続き先発メンバーに名を連ね、さらに18歳FWアマド・ディアロはプレミアリーグデビュー、19歳FWアンソニー・エランガはトップチームデビューを果たした。

 試合はアウェイのレスターが立ち上がりに先手を取った。10分、右サイドを抜け出したユーリ・ティーレマンスがクロスを上げると、ペナルティエリア左に走り込んだルーク・トーマスが左足ボレーをゴール右上隅に叩き込んで先制点を奪った。19歳のトーマスはプレミアリーグ初ゴールとなった。

だが、マンチェスター・Uもすぐさま反撃が実る。15分、右サイドでボールを収めたアマドが中央へパスを送ると、パスを受けたグリーンウッドがエリア右に切り込んで右足シュート。これがゴール左隅に決まり、同点ゴールとなった。試合はこのまま1-1で折り返す。

 後半に入って59分、攻勢に出たレスターはケレチ・イヘアナチョがエリア右に抜け出してシュートを放ったが、これはGKダビド・デ・ヘアの好セーブに阻まれた。その後も膠着状態が続き、レスターは65分にアジョセ・ペレスを下げて、ジェームズ・マディソンを投入。マンチェスター・Uもグリーンウッドとエランガに代えて、エディンソン・カバーニとマーカス・ラッシュフォードを送り出す。

 すると直後の66分、マーク・オルブライトンの右CKで、ラッシュフォードのマークをはがしたチャグラル・ソユンクがヘディングシュートを突き刺してゴール。レスターが勝ち越しに成功した。

 反撃したいマンチェスター・Uは78分、アマドを下げてブルーノ・フェルナンデスを投入。84分にはエリア左に抜け出したフアン・マタの折り返しから、最後はこぼれ球をB・フェルナンデスがダイレクトで狙ったが、シュートは惜しくも枠の右に外れた。

 試合はこのまま終了し、レスターが上位対決を制して3試合ぶりの勝利。2位のマンチェスター・Uは敗れたため、残り3試合で首位との勝ち点差が「10」となり、宿敵マンチェスター・Cの優勝決定を許す形となった。

 マンチェスター・Uは13日に延期分の第34節でリヴァプールと、18日には第37節でフルアムとそれぞれホームで対戦する。レスターは18日の第37節でチェルシーとのアウェイゲームに臨む。

【スコア】

マンチェスター・U 1-2 レスター

【得点者】

0-1 10分 ルーク・トーマス(レスター)

1-1 15分 メイソン・グリーンウッド(マンチェスター・U)

1-2 66分 チャグラル・ソユンク(レスター)

2021/5/12 3:52

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