自動降格圏ケルン、バウムガルト氏が来季から新監督に…パーダーボルンを躍進に導く

 パーダーボルン(ドイツ2部)を率いるシュテッフェン・バウムガルト氏は、来季からケルンの新監督に就任することが決定した。11日、ケルンがクラブ公式サイトで発表した。

 バウムガルト氏とケルンは、2021-22シーズンから2023年6月30日までの契約を結ぶ予定。また、同クラブは「契約はブンデスリーガ1部と2部の両方で有効」とも伝えている。なお、バウムガルト氏とパーダーボルンの契約は今季限りで満了を迎えるため、招へいに際して違約金などは発生しない。

 ケルンは現在、ブンデスリーガ1部で自動降格圏の17位に沈んでいる。安全圏の15位ブレーメン、入れ替えプレーオフ圏の16位ビーレフェルトとの勝ち点差は「2」。フリートヘルム・フンケル監督が指揮を執る残り2試合では、1試合未消化で勝ち点差「2」の14位ヘルタ・ベルリンと15日に、すでに降格が決まっている最下位シャルケと22日に対戦する。

 現在49歳のバウムガルト氏は、現役引退後に下部リーグでの指揮を経て、2017年4月からパーダーボルンを指揮している。1年目は3部から4部への降格を止めることができなかったが、1860ミュンヘンのライセンス取得失敗により、クラブは一転して残留。すると、2017-18シーズンから2季連続で昇格し、2019-20シーズンはブンデスリーガ1部で戦った。

 バウムガルト氏は発表に際し、ケルンのクラブ公式サイトを通じてコメント。「パーダーボルンでの4年以上の経験を経て、私にも変化の時が訪れました。ケルンの役員との話し合いでは、信頼しオープンな会話ができました。来シーズン、ケルンでの新しいチャレンジを楽しみにしています。クラブ、チーム、そしてファンの皆さんと一緒に、全力で取り組んでいきたいと思います」と、意気込みを示した。

2021/5/11 19:25

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