エビ中、新メンバーオーディションでモヤモヤ 合格者全員スタダ所属は既定路線だったのか

 スターダストプロモーション所属のアイドルグループ・私立恵比寿中学が5月5日、メジャーデビュー9周年記念ライブの配信を行い、新メンバー3人の加入を発表した。

 グループとしては初となる一般応募のオーディションを今年1月から開催していたエビ中。別のアイドルグループでの活動歴がある候補者もいた中で、合格したのは、桜木心菜(茨城県出身、15)、小久保柚乃(愛知県出身、14)、東京都出身の風見和香(東京都出身、13)の3名だ。

 しかし、この結果については、納得できないとの反応もあった。アイドル誌ライターはこう話す。

「今回の3人の合格者は、いずれも以前からスターダストに所属していたメンバーなんです。せっかく、一般公募のオーディションを開催したのに、結局社内の人間が新メンバーになったということで、出来レースを疑う声もあります」

 過去にも新メンバーが加入しているエビ中だが、そのすべてがスターダスト所属のタレントの加入であった。

「エビ中に限らず、スターダストのアイドルグループは、基本的に社内の所属タレントで結成されています。いわばすべてが“社内人事”であり、今回のエビ中の新メンバーも当たり前の流れではあるんです。

 でも、わざわざ一般公募でオーディションを開いたのだから、新しい風を吹かせてほしかったというファンも少なくないでしょう。また、エビ中に加入できるかもしれないと思い、本気でオーディションを受けていた候補者たちも、“最初から私たちはチャンスがなかったのかも……”と落胆しているに違いない。実際には、出来レースなどではなく、しっかり審査したうえでの結果だとしても、なんだかスッキリしない展開であることは間違いありません」(音楽関係者)

 では、もしも“社内人事”で新メンバーが決まることが既定路線だったのであれば、どうしてオーディションを開催したのだろうか。

「NiziUを生んだNizi Projectや、吉本も噛んでる『PRODUCE101』シリーズの人気もあってか、オーディションの密着番組が話題にされやすくなっているのは確かです。エビ中も今回のオーディションの経過はYouTubeで随時公開していました。そういう点での“話題性”を求めていたのかもしれないですね」(同)

 今回のオーディションはモヤモヤが残るものとなったが、3人の新メンバーたちには、そんなものを吹き飛ばすくらいの活躍を見せてほしい。

2021/5/10 7:00

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