エヴァートンがC・ルーウィン弾で勝利…5位ウェストハムは決定機生かせず

 プレミアリーグ第35節が9日に行われ、ウェストハムとエヴァートンが対戦した。

 5位ウェストハムが消化試合が1試合少ない8位エヴァートンをホームに迎えた。シーズンも最終盤に差し掛かるなか、来季の欧州大会出場権獲得を目指す両チームの一戦となった。なお、エヴァートンのMFハメス・ロドリゲスは前節のアストン・ヴィラ戦直前のウォームアップでふくらはぎを負傷し、今節も招集外となっている。

 試合を動かしたのはエヴァートンだった。24分、ビルドアップからベン・ゴッドフリーが狙いすました絶妙なスルーパスを送る。これにタイミングよく抜けたドミニク・カルヴァート・ルーウィンがエリア内に侵入し、右足でゴール左下に決めて先制に成功した。一方のウェストハムは25分、エリア内左で受けたパブロ・フォルナルスが右足で狙うが、ゴール右に外れる。

 するとウェストハムは39分に決定機。フォルナルスが右サイドからクロスを上げると、ゴール前でフリーとなっていたサイード・ベンラーマがヘディングで合わせる。しかし、ボール1個分枠を越え、惜しくも同点とすることはできない。ウェストハムは43分、マヌエル・ランシーニが負傷によりピッチを退き、代わりにジャロッド・ボーウェンが入る。

 枠内シュート0本で後半へ折り返したウェストハムは55分、左サイドからクロスを上げると、最後はエリア内中央のフォルナルスが右足でシュート。しかし、相手ディフェンダーにブロックされる。ウェストハムは61分にも決定機。エリア内右からヴラディミール・コーファルがシュートを放つと、これが左のポストを直撃。跳ね返りにボーウェンが詰めたが、押し込むことはできなかった。

 押し込まれる時間が続くエヴァートンは76分に追加点のチャンス。カルヴァート・ルーウィンからエリア内右でスルーパスを受けたシェイマス・コールマンがシュートに持ち込むが、全速力で戻った相手ディフェンダーにブロックされた。さらにエヴァートンは84分、左クロスにジョシュア・キングがヘディングで合わせるが、これはポストに嫌われる。

 試合はここで終了。エヴァートンがカルヴァート・ルーウィンの2戦連続弾を守り切り、2戦ぶりの白星で勝ち点を55ポイントに伸ばした。敗れたウェストハムは、消化試合が1試合少ない6位リヴァプールが次戦で引き分け以上なら、ヨーロッパリーグ(EL)圏外転落となる。

 次節、ウェストハムは15日にアウェイでブライトンと、エヴァートンは13日に延期分19節のアストン・ヴィラ戦をアウェイで戦う。

【スコア】

ウェストハム 0-1 エヴァートン

【得点者】

0-1 24分 ドミニク・カルヴァート・ルーウィン(エヴァートン)

2021/5/10 2:25

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