「子どもができたら、ギャルは絶対的に辞めようと思っていた」親になって変化したことは? 松本恵奈×安藤桃子 “子育て”対談

ミュージシャン、デザイナー、作家、俳優、職人など、異なるフィールドを舞台に活躍する“ふたり”が語らうTOKYO FMの番組「三井ホーム presents キュレーターズ~マイスタイル×ユアスタイル~」。3月26日(金)放送ゲストは、安藤桃子さん(映画監督)×松本恵奈さん(DESIGN株式会社の代表取締役社長)。ここでは、母親でもあるお2人が子育てについて語りました。

安藤桃子さん、松本恵奈さん

安藤さんは、ロンドン大学芸術学部を卒業後、ニューヨークで映画作りを学び、 2010年に映画「カケラ」で監督・脚本デビュー。翌年、初の長編小説「0.5ミリ」を出版、2014年には監督・脚本をつとめた同名映画で数々の賞を受賞し、国内外で高い評価を得ました。「0.5ミリ」の撮影を機に高知へ移住。ミニシアター「キネマM」の代表や、ラジオ番組「ひらけチャクラ!」(FM高知)のパーソナリティもつとめています。農業や食、教育、芸術などを通し、子どもたちの感性を育む活動にも力を注いでいます。

一方、松本さんは2015年にCLANE DESIGN株式会社を設立し、代表取締役社長兼ファッションブランド「CLANE」のクリエイティブディレクターをつとめています。“ORIGINAL STANDARD”をコンセプトにしたアイテムは30代の女性を中心に人気を集め、松本さんのファッションのみならず、そのライフスタイルは多くの方から支持されています。

◆親になって変化したクリエイティビティ

安藤:子どもが生まれてから自分のクリエイティブにも変化があったと思うけど、特に意識して変わったことはある?

松本:私は、すごいギャルだったから、子どもができて、自分がママになるときに、やっぱりギャルはもう絶対的に辞めたいなと思ったんですよね。

安藤:それはガチギャルにしか言えないコメントだね(笑)。

松本:私、ガチギャルだったから。ちょっとずつお母さんに寄せたいというか、ちょっと清潔感があったり優しそうな感じがあったりとか、でもおしゃれがしたいのもあったからちょっとずつ削ぎ落としていって、今の形になるんですけど、でも高いヒールが履けなくなったりは、少なからずありますよね。昔12 cmヒールを履いていましたから。今は履けない。

安藤:子どものおかげで私も視野が広がった経験がたくさんあって。

松本:ありますよ。服作りには影響はしてないけど、好きな色は変わってないけど、娘がちょっと褒めてもらえそうな服を買ったりしますね。息子も「ママ、今日めっちゃ可愛いね」とか。でもね、みんなに言っているんですよね、うちの息子は。高知にも連れていきますね。

安藤:子どもと一緒だと楽しいと思うよ。

松本:畑をやっているんですよね。

安藤:そうよ。畑はいっぱいあるよ。半日でもいいと思うし、東京でも土とか触れられると思うけど、ミミズが何匹も出てきたりしながらやっていると、本当に全ての命の繋がりを頭でなく、体で幼少期に気づくことができる。そのときはよくわかっていなくても、将来その体験が芽生える日が来ると思っているから、体験できるときにはさせてあげたい。

松本:一緒に掘ったり作ったりしているのですか?

安藤:お味噌を作っていて、大豆の畑も始めた。

松本:理想です。子どもに自然をいっぱい触れさせたりとか。

安藤:1回でもいいと思っていて、場所は東京でも良くて、ほんとお洋服と一緒だと思うけど、ウールを着たことなかったら、いくらウールの写真を拡大で見せられてもわかんないじゃん。でも着ればわかる、本能が花開く。

松本:体験ですよね。うらやましい。

▶▶番組Webサイトでは、放送内容をPodcastで聴くことができます。ぜひお聴きください!

次回5月14日(金)放送のゲストは、向井太一さん(シンガーソングライター)と小泉智貴さん(ファッションブランド「tomo koizumi」デザイナー)です。どうぞお楽しみに!

<番組概要>

番組名:三井ホーム presents キュレーターズ~マイスタイル×ユアスタイル~

放送日時:毎週金曜 17:00~17:25

ナビゲーター:田中麗奈

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/curators/

2021/5/9 14:00

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