「この会社は俺に合っていない」と愚痴る彼氏のなだめ方9パターン
仕事がうまくいかない理由を「職場との相性」のせいにしたがる男性は多いもの。彼氏が衝動的に辞表を叩きつけそうな予感がしたら、ひとまず再考を促したいところです。そこで今回は、10代から20代の独身男性148名に聞いたアンケートを参考に「『この会社は俺に合っていない』と愚痴る彼氏のなだめ方」をご紹介します。
【1】「あと半年だけ頑張ってみたら?」と衝動的な行動を思いとどまらせる
「『半年ならいいかな』と思えた。この期限設定が絶妙だったと思う」(20代男性)というように、具体的に期限を区切ることで、とりあえず考え直すための時間を確保する作戦です。ただ引き延ばすだけでなく、半年間のさりげないフォローも必要となるでしょう。
【2】「そう?私はすごく合ってると思うけど」と客観的な意見を提示する
「彼女の言葉のおかげで、『そういえば合ってると思えたときもあったな』と思い直した」(20代男性)など、思い込みで突っ走りがちな男性にブレーキをかける手もあります。「どこが合ってると思う?」と尋ねられたときの答えも準備しておきたいところです。
【3】「別の会社に行っても続かないかもね」とあえて挑発する
「きつい言葉だったけれど、本当にそうかもしれないという気がして引き返せた」(10代男性)というように、持続することの大切さを説くのも良いでしょう。かえって反発を招く可能性もあるので、状況は見極めたほうがよさそうです。
【4】「今辞めたら、後悔するんじゃない?」と長期的な視点から短気を諌める
「早まった行動をせずに済みました」(20代男性)など、一時の気の迷いではないかどうかきちんと確かめるのも一案です。「3カ月で辞めちゃう人の転職先は少ないかも?」と辛口のコメントを向けると、彼氏の目も覚めるかもしれません。
【5】「仕事ぶりを見ててくれてる人がきっといるよ」と温かく元気づける
「もう少し頑張ってみようという気になれた」(10代男性)というように、やさしい言葉をかけることで、孤立感や閉塞感を和らげてあげるのもアリでしょう。彼氏の良いところを具体的に挙げてみると、説得力が増しそうです。
【6】「最初から完璧に合ってる職場なんてあるのかな?」と冷静な判断を促す
「そう言われると、パーフェクトな会社なんてないような気がしてきた」(20代男性)など、転職願望がともすると現実逃避にすぎないことを指摘するのも良さそうです。「どんな会社なら合ってると思うの?」と水を向けると、うまく誘導ができそうです。
【7】「頑張ってる姿、すごくカッコいいけどな」と褒めて自己肯定感を持たせる
「彼女がそんな風に見ていてくれたことがわかり、視野が狭くなっていた自分に気づいた」(10代男性)というように、仕事の内容とは別の角度からの評価をしてあげると、元気を取り戻す男性もいるでしょう。具体的なエピソードをからめると、さらに納得感が高まりそうです。
【8】「辞めるならもうちょっとお金貯めてからがいいよ」と現実を直視させる
「転職が現実的な選択ではないことを思い知らされた」(20代男性)など、長期的なメリット・デメリットを提示して、熟考を促す手もあるでしょう。ただし、正論をぶつけても逆効果になるおそれもあるので、言い方には配慮したほうがよさそうです。
【9】「そもそも何がしたくてこの会社に入ったの?」と初心に帰らせる
「入社試験を受けたときを思い出して、素直にやり直そうと思えた」(20代男性)というように、いったん原点に立ち返ることを提案するのも効きそうです。意欲に燃えていた入社時の自分を思い返せば、まっさらな気持ちで仕事に向き合ってくれるかもしれません。
今の職場に不満がある人は、とかく後ろ向きな発想になりがちです。さりげなく別の視点を提示して、広い視野から長期的な展望ができるように、気持ちを切り替えてあげると良いでしょう。(倉田さとみ)
【調査概要】
期間:2014年12月1日から8日まで
対象:合計148名(10代、20代の独身男性)
地域:全国
方法:インターネット調査