スーパーで買ったアヒルの卵に有精卵を発見 1か月間温めてヒナが誕生(英)

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イギリスに暮らすアデル・フィリップスさん(Adele Phillips、28)はネット上でスーパーの卵を孵すチャレンジを目にし、同じことをやってみようと思い立った。そして3月28日、フリーレンジ(放し飼い)の環境で取れた6個入りパックのアヒルの卵をスーパーで購入した。

本気で孵化させようと気合を入れていたアデルさんは、孵卵器もオンラインで購入したという。

アデルさんのチャレンジを聞いた母親は「本気でやるつもりなの?」と眉をひそめたというが、孵卵器が届くとアデルさんは構わずに孵化プロジェクトを始めた。

通常、スーパーで販売される卵を産む鳥たちは雌雄を別にして育てられているため無精卵を産む。しかしアヒルの場合はニワトリと異なり空を飛ぶことができる種類がいるので、特に放し飼いで飼育されている場合は雌雄が交じることがあり、ヒナの育つ可能性のある有精卵が誕生する。

さらに真っ白なアヒルは、雌雄が一度交ざってしまうと見分けることが困難だという。しかし仮に有精卵があったとしても、適切な温度管理で出荷プロセスが行われれば卵の中でヒナが育つことはないそうだ。

有精卵が消費者に届くことはかなりレアなケースだが、それでもアデルさんは「卵は孵らないかもしれないけど、とにかくやってみたかったんです」と話しており、好奇心を抑えられなかったようだ。

「ネットでは卵に明かりを当てて透かして見ると、有精卵であれば血管が見えると書いてあったの。6個確認してみたら、1つしか血管が見えなかったので他の5つの卵は取り除きました。」

確信は持てなかったというアデルさんだったが、有精卵と思われる1つの卵を適切な温度管理のもと、一日に3~4回ほど動かして1か月間世話を続けた。

そして4月29日、待望の瞬間が訪れた。

「予定日にふと卵に目をやると、卵に穴が空いていることに気付いたんです。本当に孵化が始まってしまい驚きましたよ。Facebookでアヒルのページを探し、詳しい人に助けを求めました。」

「ヒナは48時間くらい内側から殻を突いていましたが、卵から孵るのを手伝うべきかどうかも分かりませんでした。翌日、仕事から帰ってくると無事に殻を破って出てきたヒナと目が合ったんです。」

もしヒナが孵ったら誰かに譲ろうと考えていたアデルさんだったが、誕生したヒナの姿を見てペットとして飼うことに決めたそうだ。

「ヒナの姿を見て、一緒にいたいと思ったんです。それで友達が必要だと思って、近くのペットショップに行ってアヒルのヒナを買いました。」

卵から誕生したヒナは、品種の名前である“ブラドック・ホワイト(Braddock White)”と卵の販売会社“モリソンズ(Morrisons)”の両方から名前を取って、“ブラドック・モリス(Braddock Morris)”と名付けられた。普段は省略して“リトル・モリス(Little Morris)”と呼んでいるそうで、ペットショップで購入したヒナは“ベリル(Beryl)”と名付けたという。

「私が卵を買ってこのチャレンジをすると友達に伝えた時、みんなは笑っていましたが、本当にヒナが孵ったと聞いて周りはとても驚いていますよ。」

「リトル・モリスは私の顔を見ると、嬉しそうに鳴き始めますよ。温かくしている箱の中から出すと、すぐに私の身体を登ってきて顔にキスしてくれるんです。」

「リトル・モリスは私の髪の毛に包まれながら、肩の上で眠ることもあります。本当に可愛くて、目が合うたびにその可愛さで心臓が爆発しそうなくらいです。」

見事に心を奪われたアデルさんは今後、自宅の庭に小さな池を作り、リトル・モリスたちが快適に過ごせる環境を作っていくそうだ。

画像は『New York Post 2021年5月5日付「Shopper hatches duckling from supermarket egg using TikTok hack」(Adele Phillips / SWNS.COM)』『WalesOnline 2021年5月4日付「Woman hatches duckling from box of eggs bought at Morrisons」(Image: Adele Phillips)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • 5/7 5:00
  • Techinsight japan

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